話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
『無門関』全48則
〈あたりまえ〉に出会う禅問答
わたしたちの人生には様々な苦難が、あたかも二重三重の関所のように待ち構えている。
にもかかわらず、「人生に関所はなく、道は縦横に通じている」と、中国宋代に編纂された公案(禅の問題)集『無門関』はいう。
生後一歳で脊髄性小児麻痺を患った著者が、自らの禅道場(黄檗宗)での修行体験と徹底した思索に基づいて『無門関』全48則の公案を読み解く。
にもかかわらず、「人生に関所はなく、道は縦横に通じている」と、中国宋代に編纂された公案(禅の問題)集『無門関』はいう。
生後一歳で脊髄性小児麻痺を患った著者が、自らの禅道場(黄檗宗)での修行体験と徹底した思索に基づいて『無門関』全48則の公案を読み解く。
門のない関所―無門関
犬の仏心―趙州狗子
狐に生まれ変わった老人―百丈野狐
指を切られた小坊主―倶胝竪指
達磨に髭がない―胡子無鬚
木に登った人―香厳上樹
にっこり笑った迦葉―世尊拈花
お椀を洗っておけ―趙州洗鉢
車輪を外した奚仲―奚仲造車
悟らない仏―大通智勝 ほか
犬の仏心―趙州狗子
狐に生まれ変わった老人―百丈野狐
指を切られた小坊主―倶胝竪指
達磨に髭がない―胡子無鬚
木に登った人―香厳上樹
にっこり笑った迦葉―世尊拈花
お椀を洗っておけ―趙州洗鉢
車輪を外した奚仲―奚仲造車
悟らない仏―大通智勝 ほか