日蓮の思想史的研究

著者 佐々木 馨
出版社 山喜房佛書林
ジャンル 日本仏教 > 日蓮宗系
出版年月日 2012/02/01
ISBN 9784796307208
判型・ページ数 A5・668ページ
定価 本体15,000円+税
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著者は、思想史の側から日蓮(1222~82年)を読み解き、日本中世の国家と宗教の構造などを明らかにしてきた。日蓮には後世の仮託など、実像と虚像が交錯する部分があるが、仮託本は排除して真筆本から実像を探り、中世思想史上に位置付けた。  前編では日蓮の生涯や受難について描き、日蓮が比叡山山門派の流れをくむため、寺門派の系譜にある鎌倉幕府から弾圧を受けたことなどを述べた。中編は、日蓮自身が関心を持った国家や民族、宗教について、遺文から考察。後編では、歴史観や世間に対する日蓮の思想を探った。
前編 第一 「法華経の行者」としての生涯
 第二 弾圧・受難の歴史的背景
 第三 「法華経世界」の構築
 中篇 第一 国主観と天皇
 第二 国主観と武士など

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