輔教編 【禅の語録14】

著者 荒木 見悟
出版社 筑摩書房
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
シリーズ 禅の語録
出版年月日 1981/05/20
ISBN 9784480323149
判型・ページ数 A5・283ページ
定価 本体6,500円+税
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宋初、雲門宗の明教大師契嵩(広西省鐔津の人、杭州霊隠寺に住む)の著。上、中、下三巻。その内容は原教(教とは何か)、孝論、「壇経」賛、真諦無聖論、など。唐の韓愈いらいの儒教側の排仏の風潮に対抗して、仏教の五戒十善と儒教の五常とを会通するなど、儒仏一致を力説したもので、当時の士大夫に大きな影響を与えたという。『鐔津文集』十九巻所収、また註つき単行のものもある。
はしがき
凡例

輔教編
 李屏山の序

輔教編 上
 原教
  一、生死の由来と性情の機能
  二、五乗と五戒十善
  三、仏法の政治的効用
  四、儒教と仏教とは本は一体である
  五、三世因果と情習
   ほか
 勧書第一
  一三、著述の由来
  一四、根本としての心を信ぜよ
  一五、仏教と名教は矛盾せず
  一六、韓退之は排仏論者にあらず 
  一七、『復性書』は仏経にもとずく
 勧書第二
  一八、独善的教学意識を捨てよ
  一九、仏法は天意に合す
  二〇、唐代における仏教興隆
  二一、神明の威力
  二二、善悪と陰徳
 勧書第三
  二三、名公や庶人の信仰体験
  二四、儒教で性命を詳説しない理由
  二五、人情に従うなかれ
 
輔教編 中
 広原教
  二六、著述の意図
  二七、教は聖人の垂迹である
  二八、権教と実教
  二九、五戒十善四諦十二因縁六度万行
  三〇、心と道
   ほか

輔教編 下
 孝論
  五三、叙述の理由
  五四、明孝章第一―孝の由来
  五五、孝本章第二―孝の根本
  五六、原孝章第三―孝の原理
  五七、評孝章第四―孝心の普遍化
   ほか
 壇経賛
  六六、仏所伝の妙心
  六七、定慧を本とす
  六八、『壇経』の作られた理由
  六九、妙心と修成
  七〇、衆生の迷妄と聖人の苦心
 後序

解説
索引

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