教養として知っておきたい 「宗教」で読み解く世界史

著者 宇山 卓栄
出版社 日本実業出版社
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2020/09/01
ISBN 9784534058010
判型・ページ数 4-6・350ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
宗教勢力の覇権の攻防と「地政学」で、世界史がわかる!

本書は「宗教学」の本ではありません!
各宗教勢力が互いにどのように攻防し、侵食し、拡散し、あるいは均衡を保ったか、その戦略・戦史から世界の成り立ちをつかむ、まったく新しい「宗教地政学」の本です。

人に救いを与える宗教には、一方で「他者を自己に従属させる精神侵食のツール」という本質があります。
宗教覇権の攻防を読み進むうちに、今日の国際情勢を本質からつかむ視座が得られる1冊です。
第1部 東アジア―中華秩序の脅威
 中華の膨張に誰が屈し、誰が屈しなかったのか
  ―“コア地域=中国”儒教文化による中華思想
 儒教が覆い隠した属国の哀れ
  ―“a地域:従属”朝鮮の儒教 ほか

第2部 インド・東南アジア―多神教拡散の脅威
 なぜ、インドは多くの宗教の発祥地となったのか
  ―“コア地域=インド”ヒンドゥー教による分断圧力
 タイやミャンマーの統一王朝が求めた宗教原理
  ―“a地域:派生”タイやミャンマーの仏教 ほか

第3部 ヨーロッパ―宗教改革がもたらした近代国家の誕生
 「わが声はペトロの声なり」、教皇の宗教統治
  ―“コア地域=ヨーロッパ中部”カトリックの権威主義体制
 宗教改革という名の醜悪なる利権闘争
  ―“a地域:内紛”ドイツのルター派 ほか

第4部 中東・中央アジア・アフリカ―商業利権に立脚するイスラム教
 カネを払えば許すというイスラム教義
  ―“コア地域=東西交易路”イスラム拡大の源泉
 イスラムの野望はヨーロッパへ
  ―“a地域:侵食”イベリアの西カリフ ほか

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