近代仏教というメディア

出版と社会活動

著者 大谷 栄一
出版社 ぺりかん社
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
出版年月日 2020/03/30
ISBN 9784831515582
判型・ページ数 A5・348ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり
近代仏教は、仏教者や仏教団体が出版活動に取り組んだということにとどまらず海外への展開や平和・福祉運動など含み、それ自体が媒体=メディアとして機能し、アジアと日本、宗教と平和運動、地域社会と福祉運動を媒介する力があったのではないかという視座と試み。
序章 仏教が日本の寺院から出て行く――近代仏教研究の射程――

Ⅰ 近代仏教のメディア史
 第一章 明治初期の新聞・雑誌、結社、演説
 第二章 「仏教」を出版する――高嶋米峰と丙午出版社――
 第三章 昭和初期の仏教ブーム

Ⅱ アジアと近代仏教
 第一章 アジアの「仏教と近代」の語られ方
 第二章 仏教とナショナリズム――田中智学とダルマパーラ――

Ⅲ 宗教者平和運動の近現代
 第一章 1930年代の新興仏教青年同盟の反戦・平和運動
 第二章 1950年代の京都における宗教者平和運動の展開
 第三章 現代日本の宗教者平和運動の軌跡

Ⅳ 現代日本の地域社会と寺院
 第一章 寺院による社会福祉活動――滋賀教区浄土宗青年会の近江米一升運動――
 第二章 日常的な寺檀関係と社会活動――浄土宗滋賀教区の場合――

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