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読んで観て聴く 近代日本の仏教文化【大正大学綜合仏教研究所叢書38】

新旧のメディアを介して日常の様々な場に現れ、広く人々に共有された「信じる」「学ぶ」「楽しむ」が絡み合う仏教文化の諸相を捉える

著者 森 覚
大澤 絢子
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教
哲学・思想 > 宗教総論
シリーズ 大正大学綜合仏教研究所叢書
出版年月日 2024/03/15
ISBN 9784831855848
判型・ページ数 4-6・400ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
新旧のメディアを介して、〈聖俗〉が入り混じる形で日常生活の様々な〈場〉に現れた、「信じる」「学ぶ」「楽しむ」が絡み合うバラエティ豊かな仏教文化の諸相を読み解く。
はじめに(森 覚)

Ⅰ 読 む
第一章  「悪人」安芸法眼の江戸と明治(塩谷菊美)
第二章  説経節の受容と音読・黙読―声と目でよむ『小栗判官』―(今井秀和)
第三章  明治一五年の草双紙『開化地獄論』─啓蒙主義と仏教―(森 覚)
第四章  露伴文学と仏教―その受容と生成について―(渡辺賢治)
第五章  岩波文庫に見られる仏教出版文化─三木清と岩波的スクリーニング―(嶋田毅寛)

Ⅱ 観 る
第六章  最澄絵伝の歴史的展開―大正期から昭和期を中心に―(髙橋洋子)
第七章  大衆文化としての「日本画」と仏教―狩野芳崖《悲母観音》の事例から―(君島彩子)
第八章  明治後期の仏伝演劇―劇詩と歌劇のなかの釈迦―(マイカ・アワーバック)
第九章  日蓮の「聖地」身延山へのツーリズム―教養主義、富士身延鉄道、高山樗牛―(平山 昇)
第一〇章 旅行記からテレビまで―近代仏教とシルクロードの想像―(パリデ・ストルティーニ/     嵩 宣也訳)

Ⅲ 聴 く
第一一章 三遊亭円朝と仏教―日蓮宗と慈善事業―(小二田誠二)
第一二章 明治期の講談と仏教(金山泰志)
第一三章 近代における日蓮伝と浪花節─雲右衛門と日蓮記―(ブレニナ・ユリア)
第一四章 声と音の空海像―近代高野山の金剛流ご詠歌とトーキー―(井川裕覚)
第一五章 戦前期日本のラジオ放送と仏教―「朝の修養」で培う精神―(大澤絢子)

おわりに(大澤絢子)
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