新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
ラジオと戦争
放送人たちの「報国」
1925 年に登場し、瞬く間に時代の寵児となったラジオ。そのラジオ放送に携わった人々は、ラジオの成長と軌を一にするかのように拡大した「戦争」をどう捉え、どう報じたのか、あるいは報じなかったのか。また、どう自らを鼓舞し、あるいは納得させてきたのか。そして敗戦後はどう変わり、あるいは変わらなかったのか――。
上記をテーマに、NHK放送文化研究所の月刊誌「放送研究と調査」は、2017 年8 月号~21 年12 月号で、5 年にわたり「戦争とラジオ」を掲載した。その連載を単行本化したものが本書である。筆者の大森淳郎はNHKのドキュメンタリー番組のディレクターとして、戦争中のラジオについても長年取材を続けたのち、2016年~22年12月まで同研究所の特任研究員を務めた。
本書では、記者・ディレクター・アナウンサー…といった「放送人」たちが遺した証言と記録、NHKにある稀少な音源・資料などを渉猟し、丁寧にたどり、検証しながら、自省と内省の視点を欠くことなく多面的に「戦争とラジオ」の関係を追う。
ひいては、非常時において、メディアに携わる者がどのように思考・模索し、振る舞うべきなのかをも照射したノンフィクション。
上記をテーマに、NHK放送文化研究所の月刊誌「放送研究と調査」は、2017 年8 月号~21 年12 月号で、5 年にわたり「戦争とラジオ」を掲載した。その連載を単行本化したものが本書である。筆者の大森淳郎はNHKのドキュメンタリー番組のディレクターとして、戦争中のラジオについても長年取材を続けたのち、2016年~22年12月まで同研究所の特任研究員を務めた。
本書では、記者・ディレクター・アナウンサー…といった「放送人」たちが遺した証言と記録、NHKにある稀少な音源・資料などを渉猟し、丁寧にたどり、検証しながら、自省と内省の視点を欠くことなく多面的に「戦争とラジオ」の関係を追う。
ひいては、非常時において、メディアに携わる者がどのように思考・模索し、振る舞うべきなのかをも照射したノンフィクション。
序
第1章:国策的効果をさらにあげよ ー検証・戦時下ラジオニュース
第2章:前線と銃後を結べ ー戦時録音放送を聴く
第3章:踏みにじられた声 ー戦時ラジオ放送への道
第4章:日本放送協会教養部・インテリたちの蹉跌 ー講演放送・学校放送は何を伝えたのか
第5章:慰安と指導 ー放送人・奥屋熊郎の闘い
第6章:国策の「宣伝者」として ーアナウンサーたちの戦争
第7章:敗戦への道 ー「負け戦」はどう伝えられたのか
第8章:敗戦とラジオ ー何が変わらなかったのか
あとがき
第1章:国策的効果をさらにあげよ ー検証・戦時下ラジオニュース
第2章:前線と銃後を結べ ー戦時録音放送を聴く
第3章:踏みにじられた声 ー戦時ラジオ放送への道
第4章:日本放送協会教養部・インテリたちの蹉跌 ー講演放送・学校放送は何を伝えたのか
第5章:慰安と指導 ー放送人・奥屋熊郎の闘い
第6章:国策の「宣伝者」として ーアナウンサーたちの戦争
第7章:敗戦への道 ー「負け戦」はどう伝えられたのか
第8章:敗戦とラジオ ー何が変わらなかったのか
あとがき