新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
不信の支える信仰共同体
ネパールのプロテスタンティズムについての民族誌的研究
公的弾圧やヒンドゥー・ナショナリズムに抗しながらも、近年勢力を拡大しつつあるネパールのプロテスタンティズムは、神の栄光のためにどのような活動を実践し、いかなる様相を呈しているのだろうか―。 多様な「カースト/民族」が混淆するカトマンドゥ盆地をフィールドに、西洋における宗教概念との差異を豊富な事例とともに剔抉しつつ、その核心に、不信、嗤笑、競争、対立によってこそ維持される「共同体」があることを目撃させる、傑出した民族誌。
序論
一 はじめに
二 研究の立場
三 理論的関心
四 研究の基本情報
五 本書の構成
六 序論のおわりに
第Ⅰ部 信仰の共同体
第一章 プロテスタンティズムと「信仰(ビシュワース)」
一 はじめに
二 「宗教(ダルマ)」という概念
三 「宗教」的帰属および実践
四 排他的な選択
五 ネパールのプロテスタンティズム
六 小括
第二章 呪術および「宗教(ダルマ)」としてのプロテスタンティズム
一 はじめに
二 呪術としてのプロテスタンティズム
三 神の実在と「信仰」の証左
四 「宗教」としてのプロテスタンティズム
五 プロテスタンティズムに差し向けられる眼差し
六 小括
第三章 強い「信仰(ビシュワース)」を求めて
一 はじめに
二 クリスチャン共同体
三 規則の存在論
四 「信仰」活動
五 相互不信の眼差し
六 小括
第Ⅱ部 不信の共同性
第四章 蔓延する相互不信
一 はじめに
二 「信頼」と「不信」
三 不信の言説
四 不信の戦略
五 難しく危険なコミュニケーション
六 小括
第五章 相互不信の中での「信仰」活動
一 はじめに
二 他者との比較から他者による評価へ
三 「信仰」活動の場を求めて
四 「信仰」活動の評価
五 共同体の危機
六 小括
第六章 クリスチャン共同体の共同性
一 はじめに
二 統括団体の歴史的概観
三 争う統括団体
四 (非)合理的な参与
五 崩壊することのない共同体
六 小括
結論
一 はじめに
二 「信仰=信念」について
三 宗教と「宗教」について
四 本書の記述について
一 はじめに
二 研究の立場
三 理論的関心
四 研究の基本情報
五 本書の構成
六 序論のおわりに
第Ⅰ部 信仰の共同体
第一章 プロテスタンティズムと「信仰(ビシュワース)」
一 はじめに
二 「宗教(ダルマ)」という概念
三 「宗教」的帰属および実践
四 排他的な選択
五 ネパールのプロテスタンティズム
六 小括
第二章 呪術および「宗教(ダルマ)」としてのプロテスタンティズム
一 はじめに
二 呪術としてのプロテスタンティズム
三 神の実在と「信仰」の証左
四 「宗教」としてのプロテスタンティズム
五 プロテスタンティズムに差し向けられる眼差し
六 小括
第三章 強い「信仰(ビシュワース)」を求めて
一 はじめに
二 クリスチャン共同体
三 規則の存在論
四 「信仰」活動
五 相互不信の眼差し
六 小括
第Ⅱ部 不信の共同性
第四章 蔓延する相互不信
一 はじめに
二 「信頼」と「不信」
三 不信の言説
四 不信の戦略
五 難しく危険なコミュニケーション
六 小括
第五章 相互不信の中での「信仰」活動
一 はじめに
二 他者との比較から他者による評価へ
三 「信仰」活動の場を求めて
四 「信仰」活動の評価
五 共同体の危機
六 小括
第六章 クリスチャン共同体の共同性
一 はじめに
二 統括団体の歴史的概観
三 争う統括団体
四 (非)合理的な参与
五 崩壊することのない共同体
六 小括
結論
一 はじめに
二 「信仰=信念」について
三 宗教と「宗教」について
四 本書の記述について