生の仏教 死の仏教【ちくま学芸文庫キ31-1】

著者 京極 逸蔵
出版社 筑摩書房
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
シリーズ ちくま学芸文庫
出版年月日 2021/01/10
ISBN 9784480510273
判型・ページ数 文庫・310ページ
定価 本体1,200円+税
在庫 在庫あり
仏教は死後の救済のためのものだと思われたり、思想として知的に享受するものだと理解されることが多い。
しかしそれは誤りだ。
仏教はこの世を生きるための教えであり、その教えは念仏などの「行」を行うことで初めて意味を持つ。
異国アメリカに仏教を広めた京極逸蔵は、仏教国でありながら仏教が根付かない日本に向け、彼の地から一つの提案をした。
それが本書で説かれる「六波羅蜜」の実践だ。
六波羅蜜は仏教徒の倫理規範というだけでなく、それを実践することが宗教的な目覚めへの近道ともなるからだ。
専門用語に丁寧な説明をルビで付した、心底わかる仏教入門。
1 生の仏教 死の仏教
2 かみそり三種(布施の一、同事摂)
3 舌三寸(布施の二、愛語摂)
4 何か御用は?(布施の三、利行摂)
5 生活の三様式(布施の四、布施摂)
6 黄金律(持戒の一)
7 故らに(持戒の二)
8 根が有るか無いか(持戒の三)
9 この法を宣べ伝えよ(持戒の四)
10 人間征服(施、戒、忍の関係)
11 糸車を廻す人(忍辱)
12 銀行王(精進の一)
13 顔(精進の二)
14 赤信号(禅定の一)
15 実体は小事に(禅定の二)
16 眼見と聞見(智慧の一)
17 自力本願、他力本願(智慧の二)
18 レール型と縄型(六度の相依)
19 無駄目、無駄耳(六度の帰趣)
20 思うと、思い立つと

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