大乗仏教の誕生【講談社学術文庫2672】

「さとり」と「廻向」

著者 梶山 雄一
出版社 講談社
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
シリーズ 講談社学術文庫
出版年月日 2021/06/08
ISBN 9784065237823
判型・ページ数 文庫・253ページ
定価 本体1,000円+税
在庫 在庫あり
人びとを救いのない業報の束縛から解放する、恩寵と救済の宗教――大乗仏教は、どのような思想的変転の中から出現したのだろうか。
「さとり」と「廻向(えこう)」という大乗仏教のキーワードを軸に、その独自の論理を解明していく。

原始仏教と他宗教を比較する広い視野から、難解な思想を平易に説き明かす。
巻末解説を、チベット学の今枝由郎氏が執筆。

『「さとり」と「廻向」――大乗仏教の成立』(講談社現代新書1983年刊、人文書院1997年刊)を改題して文庫化。
序 心の三角形
一 ブッダとイエス
二 仏伝・福音書比較研究の衰微と復権
三 西アジアとインド
四 大乗仏教の出現
五 廻向の宗教
六 「空」のさとり

[付論]仏教の終末論
解説 大乗仏教の本質をつく広い視野……今枝由郎

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