古代天皇祭祀の研究

著者 木村 大樹
出版社 吉川弘文館
ジャンル 民俗・信仰
出版年月日 2022/01/01
ISBN 9784642046657
判型・ページ数 A5・367ページ
定価 本体11,000円+税
在庫 在庫あり
古来、国家の安寧を祈り続けてきた大嘗祭・神今食(じんこんじき)・新嘗祭などの天皇祭祀には、今もなお不明瞭な部分が多い。
古代天皇祭祀の実態・構造を、祭祀の中核たる神饌供進儀(しんせんきょうしんのぎ)から詳細に分析し、御体御卜(おおみまのみうら)などの周辺諸祭儀との関連について考察。現代へとつながる神道の大きな歴史の中における天皇祭祀の意義を追究し、国家祭祀との二重構造論を展望する。
序章 本書の目的と構成

第一部 神饌供進儀の研究
 第一章 天皇祭祀の祭神
 第二章 神今食の神饌供進儀と本義
 第三章 大嘗祭の神饌
 第四章 神饌供進儀における「秘事」の継承

第二部 天皇祭祀の周辺
 第一章 天皇親祭をとりまく人々と場
 附論 大嘗祭の斎場
 第二章 神今食の祭儀体系への一試論
 第三章 御体御卜の成立と変遷
 補論Ⅰ 御体御卜奏上儀の復元的考察
 第四章 天皇と斎王の祭祀構造
 第五章 『延喜式』にみる聖体安穏祭祀
 補論Ⅱ 班幣行事の復元的考察
 終章 古代天皇祭祀の構造と本研究の展望

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