新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
熊楠の神
熊野異界と海人族伝説
熊野は熊野川、那智の瀧、神蔵山の巨岩など、ほぼその全域が神霊が招き寄せられるという「依り代」に満ち満ちている。
海外遊学で当時の最先端の学問にひたり帰国した南方熊楠は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されるずっと以前に、神域の森や熊野古道の環境、人々の営みの中に、価値を見出していた。
熊野こそは日本古来の神道に直結する「奇跡の信仰地」であり、縄文の精霊信仰が図らずも命脈を保っている稀有な世界である。
三十数年前、南方熊楠の旧宅を訪ね、不思議な生命力を感じた著者が、知の巨人・南方熊楠をとおして日本人の神道信仰の原点を探った意欲作。
海外遊学で当時の最先端の学問にひたり帰国した南方熊楠は「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されるずっと以前に、神域の森や熊野古道の環境、人々の営みの中に、価値を見出していた。
熊野こそは日本古来の神道に直結する「奇跡の信仰地」であり、縄文の精霊信仰が図らずも命脈を保っている稀有な世界である。
三十数年前、南方熊楠の旧宅を訪ね、不思議な生命力を感じた著者が、知の巨人・南方熊楠をとおして日本人の神道信仰の原点を探った意欲作。
第1章 【血脈】熊楠と海人族―オオヒルメ伝説が暗示する聖なる血脈
熊楠の血脈について
祭祀氏族 ほか
第2章 【精霊】熊野の神―家都美御子の正体
熊野神の正体
まず、神林あり。 ほか
第3章 【異界】熊野と常世―死の国・補陀洛へ
地の果て
熊野権現垂迹縁起 ほか
第4章 【詛言】熊楠と言霊―熊野への黄泉がえり
「祟り」ということ
言挙げする熊楠 ほか
第5章 【反転】熊楠と神―「さかさまの世と相成りたるに候」
熊楠の神道観
狂人か神か ほか
熊楠の血脈について
祭祀氏族 ほか
第2章 【精霊】熊野の神―家都美御子の正体
熊野神の正体
まず、神林あり。 ほか
第3章 【異界】熊野と常世―死の国・補陀洛へ
地の果て
熊野権現垂迹縁起 ほか
第4章 【詛言】熊楠と言霊―熊野への黄泉がえり
「祟り」ということ
言挙げする熊楠 ほか
第5章 【反転】熊楠と神―「さかさまの世と相成りたるに候」
熊楠の神道観
狂人か神か ほか