はじめての利他学【学びのきほん】

著者 若松 英輔
出版社 NHK出版
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
出版年月日 2022/05/30
ISBN 9784144072802
判型・ページ数 A5・119ページ
定価 本体670円+税
在庫 在庫あり
他者だけでなく、自分も利する「利他」の本質とは。
「利他」という言葉は「自分ではなく、他者のためにおこなうこと」だと捉えられがちだ。しかし、日本の起源から利他を見つめ直してみると、それとは全く異なる姿が見えてくる。空海の「自利利他」、孔子の「仁」、中江藤樹の「虚」、二宮尊徳の「誠の道」、エーリッヒ・フロムの「愛」……彼らは利他をどのようにとらえ、それをどう実践して生きたのか。彼らの考える利他は、現代とどう違うのか。「自分」があってこその利他のちからとは、どんなものなのか。日本を代表する批評家が、危機の時代における「自他のつながり」に迫る、日本初・利他の入門書。
第0章 なぜ今、「利他」なのか
第1章 利他のはじまり
第2章 「利」とはなにか
第3章 利他を生きた人たち
第4章 利他のための自己愛

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