異界と転生論の宗教史

人類は死後の世界をどう捉えてきたのか

著者 下田 淳
出版社 昭和堂
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2025/01/31
ISBN 9784812224038
判型・ページ数 4-6・212ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
死後の世界や「肉体が滅びても霊魂は生き続ける」という観念は、あらゆる民族に普遍的な考えである。人類が想像する「異界」(あの世)と「転生」(生まれ変わり)について、古今東西の神話や宗教、思想などを紹介しながら宗教史研究の立場から考察する。
はじめに

Ⅰ.世界宗教の異界概念
一神教の異界/ゾロアスター教とエジプト「死者の書」/ヴェーダの異界/ヒンドゥー教・仏教の異界/異界の多層性/小括

Ⅱ.神話のなかの異界と「生まれ変わり」
死の創出/神話のなかの死者の国/神話のなかの「生まれ変わり」/シャーマンのみた異界/小括

Ⅲ.東洋の転生論を読む
最古のウパニシャッドを読む/紀元前6世紀以降の初期ウパニシャッド/アートマンとブラフマンとの合一とは何か/『古典サーンキヤ体系概説』を読む/『ヨーガ・スートラ』を読む/叙事詩『バガヴァッド・ギーター』を読む/釈迦は何を言ったのか/釈迦の神通力/さらにパーリ仏典を読む/何が輪廻し、解脱するのか/大乗仏教/ジャイナ教とシク教/老荘思想/儒教と転生論/小括

Ⅳ.西洋の転生論を読む 
ヘロドトス/オルペウス教/ピュタゴラス/プラトン/アリストテレス/聖書外典のなかの輪廻転生論/グノーシス主義/新約外典/マニ教/新プラトン主義/エックハルト/オリゲネス/プロティノスの『エネアデス』/その他の新プラトン主義者/ユダヤ神秘主義/ルーリア学派/ボゴミール派とカタリ派/イスラムの輪廻転生論/小括

Ⅴ.近現代欧米の心霊主義の転生論 
臨死体験/スェーデンボルグ/神智学/人智学/退行催眠/J・L・ホイットンの輪廻転生論/イアン・スティーヴンソンの「前世を記憶する子どもたち」/小括

おわりに

SHOPPING ご注文

2,500円+税

ネット書店で購入

SHARE シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 文庫5周年特設サイト

  • 仏教書販売研究会

  • 歴史書懇話会

  • 浄土真宗の法話案内

  • bookcover

  • mokoroku

  • detabase

  • バーゲンブック

  • 仏教のすすめ

  • Kinoden

  • Maruzen eBook Library

  • 寺院コム