関西の隠れキリシタン発見

茨木山間部の信仰と遺物を追って

著者 マルタン・ノゲラ・ラモス
平岡 隆二
出版社 人文書院
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2025/03/10
ISBN 9784409520963
判型・ページ数 4-6・251ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
パリで発見された宣教師プレシの書簡。それは関西の隠れキリシタンの存在を伝える驚くべきものであった。幕末・近代期におけるキリスト教の再布教。宣教師たちの活動や「山のキリシタン」の子孫たちの生活とはどのようなものであったのか?九州だけではない関西茨木キリシタンの全体像を明らかにする。
*宣教師プレシの書簡を収録
第一章 茨木へのキリスト教伝来---その由来と展開(平岡隆二)
一 本章の目的と先行研究の整理
二 高山飛騨守・右近父子とキリスト教 
三 「山間部のキリシタン」---その成立と展開 
四 巡回から禁教へ 
五 まとめにかえて---日本布教の近世と近代

第二章 パリ外国宣教会の「古キリシタン」探索---マラン・プレシ神父の千提寺村発見を中心に(マルタン・ノゲラ・ラモス)
一 古キリシタンの「復帰」を目指す布教
二 失敗に終わった古キリシタンとプレシの交流---解明の試み
三 古キリシタン中心の布教方針に対するプレシの異論
四 トラブルメーカーのプレシ
五 エピローグ---プレシの帰国と忘却

第三章 茨木キリシタン遺物からみる「発見」とその後(桑野梓)
一 所有家ごとにみるキリシタン遺物
二 キリシタン遺物発見後の動向---遺物の行方と修理の痕跡
三 もうひとりの遺物発見者、奥野慶治
四 再布教をこころみた宣教師、ジョゼフ・ビロー神父

第四章 大正期の文化・学術と茨木キリシタン遺物の発見(高木博志)
一 問題の所在
二 大正期京都のロマン主義
三 豊臣秀吉顕彰とキリシタン遺物の発見
四 キリシタン遺物の発見をめぐる人々
五 一九二〇年の千提寺キリシタン遺物の発見

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