新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
宇佐八幡神話言説の研究 【佛教大学研究叢書26】
『八幡宇佐宮御託宣集』を読む
八幡神言説の歴史を、中世宇佐宮の神典『八幡宇佐宮御託宣集』から読み解き、中世に見出された"新たな八幡信仰"の姿を問うことで、宗教思想史研究の新地平を切り拓いた気鋭の論考。
目次
緒言
第一部 八幡神の変貌
第一章 研究史と課題 ―― 八幡信仰と『託宣集』の中世へ
はじめに
第一節 『託宣集』について――基本情報と概略
第二節 『託宣集』と八幡信仰研究――『託宣集』の中世へ
第三節 『託宣集』/本地幽玄説を論じるための視座――神話言説として
おわりに
第二章 『続日本紀』の八幡神 ―― 仏法と託宣の国家神話
はじめに
第一節 国家神話の変容という視点――西郷信綱「八幡神の発生」から
第二節 託宣についての概略――歴史的語彙へ
第三節 『日本書紀』における「託」言――神の言葉の出現
第四節 神の出現と祭祀――神の求めに応じること
第五節 『続日本紀』における「託宣」――八幡神の出現
第六節 八幡神の神格――国家・天皇・仏法
第七節 託宣・歴史叙述・神話――神的なるものの制御
おわりに
第三章 『建立縁起』の八幡神 ―― 大菩薩と大帯姫の出現
はじめに
第一節 『建立縁起』について――基本情報の確認
第二節 成長する八幡神――黄金・穢れ・移坐・大菩薩
第三節 辛嶋氏と託宣――隼人征討と放生会
第四節 大帯姫の祭祀――女性祭祀者の神として
おわりに
第四章 『玉葉』の八幡神 ―― 黄金と宗廟の祭祀言説
はじめに
第一節 宇佐宮破却と高知尾明神――闘争の中世神話
第二節 御体と神宝について――神話的・宗教的問題として捉える
第三節 『玉葉』における宇佐宮「黄金」――概略を辿る
第四節 『玉葉』「宇佐宮条々事」――黄金と宇佐宮
第五節 兼実の言説――祭祀的創造
第六節 兼実と八幡神――聖武天皇を巡る神話として
おわりに
第二部 『託宣集』の八幡神
第五章 託宣における成長 ―― 『託宣集』の託宣史
はじめに
第一節 「託宣」の諸問題――歴史的な神話としての託宣
第二節 託宣の形式と条件――神吽と行教
第三節 託宣と真偽――作られる託宣観
第四節 託宣と経教――根源化する託宣
おわりに
第六章 八幡神と釈迦 ―― 救済者の神話・論理・儀礼
はじめに
第一節 『八幡愚童訓』の本地説と浄土信仰
第二節 『託宣集』における現世の阿弥陀
第三節 顕現神話と釈迦
第四節 八幡神と末法
第五節 救済者としての八幡神と釈迦
第六節 八幡神と竜水
おわりに
第七章 修行の神、八幡神 ―― 御体と祭祀の神話/神学Ⅰ
はじめに
第一節 『託宣集』における薦枕Ⅰ――国家守護の御験
第二節 『託宣集』における薦枕Ⅱ――祭祀者/修行者の神話
おわりに
第八章 本地幽玄の八幡神 ―― 御体と祭祀の神話/神学Ⅱ
はじめに
第一節 巻六「御体注釈記事」――本迹御体の注釈
第二節 宇佐宮社殿と御体――読み替えられる宗廟
第三節 有空正道の神託――御体の論理へ
第四節 本地幽玄の神学――有空正道の御体
おわりに
第九章 『託宣集』の神吽 ―― 宗教実践者の複合的位相
はじめに
第一節 神学の発生する場所へ――視座の拡大
第二節 薦枕と宗廟――祭祀における「微密」と「尊貌」
第三節 神学者としての神吽――歴史・神話・神秘体験
(八) 神学発生の現場
第四節 神吽と『託宣集』――『託宣集』とは何か
おわりに
結語
緒言
第一部 八幡神の変貌
第一章 研究史と課題 ―― 八幡信仰と『託宣集』の中世へ
はじめに
第一節 『託宣集』について――基本情報と概略
第二節 『託宣集』と八幡信仰研究――『託宣集』の中世へ
第三節 『託宣集』/本地幽玄説を論じるための視座――神話言説として
おわりに
第二章 『続日本紀』の八幡神 ―― 仏法と託宣の国家神話
はじめに
第一節 国家神話の変容という視点――西郷信綱「八幡神の発生」から
第二節 託宣についての概略――歴史的語彙へ
第三節 『日本書紀』における「託」言――神の言葉の出現
第四節 神の出現と祭祀――神の求めに応じること
第五節 『続日本紀』における「託宣」――八幡神の出現
第六節 八幡神の神格――国家・天皇・仏法
第七節 託宣・歴史叙述・神話――神的なるものの制御
おわりに
第三章 『建立縁起』の八幡神 ―― 大菩薩と大帯姫の出現
はじめに
第一節 『建立縁起』について――基本情報の確認
第二節 成長する八幡神――黄金・穢れ・移坐・大菩薩
第三節 辛嶋氏と託宣――隼人征討と放生会
第四節 大帯姫の祭祀――女性祭祀者の神として
おわりに
第四章 『玉葉』の八幡神 ―― 黄金と宗廟の祭祀言説
はじめに
第一節 宇佐宮破却と高知尾明神――闘争の中世神話
第二節 御体と神宝について――神話的・宗教的問題として捉える
第三節 『玉葉』における宇佐宮「黄金」――概略を辿る
第四節 『玉葉』「宇佐宮条々事」――黄金と宇佐宮
第五節 兼実の言説――祭祀的創造
第六節 兼実と八幡神――聖武天皇を巡る神話として
おわりに
第二部 『託宣集』の八幡神
第五章 託宣における成長 ―― 『託宣集』の託宣史
はじめに
第一節 「託宣」の諸問題――歴史的な神話としての託宣
第二節 託宣の形式と条件――神吽と行教
第三節 託宣と真偽――作られる託宣観
第四節 託宣と経教――根源化する託宣
おわりに
第六章 八幡神と釈迦 ―― 救済者の神話・論理・儀礼
はじめに
第一節 『八幡愚童訓』の本地説と浄土信仰
第二節 『託宣集』における現世の阿弥陀
第三節 顕現神話と釈迦
第四節 八幡神と末法
第五節 救済者としての八幡神と釈迦
第六節 八幡神と竜水
おわりに
第七章 修行の神、八幡神 ―― 御体と祭祀の神話/神学Ⅰ
はじめに
第一節 『託宣集』における薦枕Ⅰ――国家守護の御験
第二節 『託宣集』における薦枕Ⅱ――祭祀者/修行者の神話
おわりに
第八章 本地幽玄の八幡神 ―― 御体と祭祀の神話/神学Ⅱ
はじめに
第一節 巻六「御体注釈記事」――本迹御体の注釈
第二節 宇佐宮社殿と御体――読み替えられる宗廟
第三節 有空正道の神託――御体の論理へ
第四節 本地幽玄の神学――有空正道の御体
おわりに
第九章 『託宣集』の神吽 ―― 宗教実践者の複合的位相
はじめに
第一節 神学の発生する場所へ――視座の拡大
第二節 薦枕と宗廟――祭祀における「微密」と「尊貌」
第三節 神学者としての神吽――歴史・神話・神秘体験
(八) 神学発生の現場
第四節 神吽と『託宣集』――『託宣集』とは何か
おわりに
結語