東大寺の新研究2 歴史のなかの東大寺

東大寺要録研究会において報告された、古代・中世の東大寺に関する最新研究をまとめた学術論集。第2巻は歴史学の成果を中心に収録

著者 栄原 永遠男
佐藤 信
吉川 真司
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2017/03/31
ISBN 9784831860224
判型・ページ数 A5・742ページ
定価 本体17,000円+税
在庫 在庫あり
豊かな歴史情報と遺産を現代にまで伝えてきたことで知られる奈良東大寺。その歴史と文化について、歴史学・仏教学・美術史学・建築史学・国語学・国文学・保存科学などの多方面から考察し、東大寺史の総合的理解と再構成をめざした「東大寺要録研究会」において報告された、古代・中世の東大寺に関する最新研究成果をまとめた学術論集。第2巻は歴史学の成果を中心に収録。

 これまで出されてきた学説の再検討はもちろん、再発見された史料を図版つきで紹介するなど、今後の東大寺史および寺院史研究に新たな視座を提供する論考23篇を収録した、当該分野の研究に必備の1冊!
序 (佐藤 信)
第一部 正倉院宝物と東大寺
 正倉院繊維製品の調庸関係銘文をめぐって ――東大寺要録封戸水田章への展望―― (杉本一樹)
 正倉院文書と聖語蔵経巻 (佐々田悠)
 正倉院収蔵の東大寺領北陸荘園の図をめぐって (飯田剛彦)
 糞置村開田地図に描かれた条里プランについて (門井直哉)
 奈良国立博物館所蔵 東大寺注進状案(紙背 遠江国条里坪付帳断簡)について(野尻 忠)
第二部 大仏造顕と東大寺領荘園
 大仏料銅産出の歴史的前提 (竹内 亮)
 『東大寺要録』の産金記事 (遠藤慶太)
 平城京南郊の古代荘園 (吉川真司)
 平安期東大寺領庄園の運用とその変遷 (中林隆之)
 造東大寺司の停廃 (吉江 崇)
 平安前期の東大寺修理造営体制と造寺使・造寺所  (飯塚 聡)
第三部 平安・鎌倉期の東大寺
 東大寺僧の伊勢神宮参詣 ――その歴史的背景―― (斎木涼子)
 伊賀国玉滝杣の成立と四至 (熊谷隆之)
 東大寺の封物収納における返抄と下文 (佐藤泰弘)
 東大寺の寺域空間にみる中世 ――東大寺別所その後―― (久野修義)
 東大寺の記録類と『東大寺要録』 (横内裕人)
 鎌倉後期の東大寺大勧進をめぐる騒乱事件 (小原嘉記)
 近世における東大寺寺内組織と『東大寺要録』 (坂東俊彦)
第四部 正倉院文書と東大寺
 紫香楽宮における写経の再検討 (栄原永遠男)
 正倉院文書にみえる櫃 (渡部陽子)
 正倉院文書からみた僧良弁の実像 (濱道孝尚)
 行基・和泉・東大寺 ――山林修行と神仏習合を中心に―― (古市 晃)
 早良親王・桓武天皇と僧・文人 (鷺森浩幸)
あとがき (吉川真司)
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