近世国家における宗教と身分

「宗教」は「身分」にどう影響したのか。身分上昇を鍵概念とし、「近世国家における宗教」が天皇・朝廷権威に収斂される点を考察。

著者 和田 幸司
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2016/03/31
ISBN 9784831862310
判型・ページ数 A5・574ページ
定価 本体13,000円+税
在庫 在庫あり
本寺本願寺に働きかけ、宗教上の身分上昇を目指す被差別寺院。朝廷の権威に接近することで、より高い国家的認知獲得に奔走する本寺本願寺。
「宗教」は「身分」にどのように影響したのか。「身分上昇」を鍵概念とし、「近世国家における宗教」が天皇・朝廷権威に収斂される点を考察する。
凡例

序章 本書の課題と研究視角

第一部 被差別寺院の身分上昇志向
  第一章 渡辺村真宗寺院の特質と地位獲得
  第二章 「色衣御免」と身分上昇志向
  補論1 本願寺法衣の変遷と天皇・朝廷権威
  第三章 「御用」「御免」と身分
  補論2 寺檀争論と西本願寺の姿勢

第二部 被差別寺院の信仰の様相
  第一章 「丹州寄講」の成立と展開
  補論3 番衆尊宝寺の政治史的考察
  第二章 毛坊主と合力的結合
  第三章 本末関係と身分上昇志向
  補論4 一家衆教行寺の政治史的考察
  補論5 光善寺教行寺異義事件についての一考察
  補論6 近世初期真宗信仰の一様相

第三部 西本願寺役寺の身分上昇志向と内実
  第一章 正光寺の天皇・朝廷権威への接近
  第二章 定衆西光寺の役割と位置
  第三章 廣泉寺の移転と被差別寺院

第四部 本願寺の身分上昇志向と天皇・朝廷権威
  第一章 東西本願寺の天皇・朝廷権威への接近
  第二章 西本願寺の身分上昇志向と葛藤
  補論7 「西本願寺下乗一件」の要因と背景
  第三章 東西本願寺誓詞の政治的考察
  
終章 今後の課題と展望

あとがき

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