雑賀一向一揆と紀伊真宗

紀伊真宗の歴史を探究し、雑賀一向衆の実態を解明して、雑賀一揆と雑賀一向一揆の違いや「石山合戦」における両者の動向を考察する。

著者 武内 善信
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2018/10/20
ISBN 9784831862501
判型・ページ数 A5・408ページ
定価 本体9,000円+税
在庫 在庫あり
紀伊真宗の歴史を探究し、雑賀一向衆の実態を解明。
雑賀一揆と雑賀一向一揆の違い、「石山合戦」における両者の動向を考察する。
まえがき―本書の課題と構成                          

第Ⅰ部 戦国・織豊期の紀伊真宗
第一章 紀伊真宗の開教と展開―蓮如期を中心に―         
はじめに
第一節 蓮如以前の紀伊真宗―仏光寺教団の開教       
第二節 蓮如期の紀伊真宗―本願寺教団の開教     
おわりに
補論1 蓮如筆「紀伊国紀行」の検討
はじめに
一 高階三子編『蓮如上人紀伊国紀行 附録寺院略記』
二 「紀伊国紀行」の諸本
三 真筆本「紀伊国紀行」
四 問題点―清水出発は「十一日」か「十二日」か
 おわりに
第二章 紀伊真宗と被差別民―実如期の紀伊真宗を中心に―                 
はじめに
第一節 本照寺末寺院の開基
    第二節 本照寺末以外の寺院の開基
    おわりに
補論2 「被差別部落一向一揆起源説」の実証的検討
―紀州那賀郡井坂・蓮乗寺文書について―     
一 「正月廿四日付大田退衆中宛顕如消息」について
  二 「大田退衆中」の意味
三 蓮乗寺所蔵の他の「石山合戦」期の文書
四 蓮乗寺所蔵の方便法身尊像裏書
五 木仏下付の御札の検討
結びにかえて
第三章 雑賀における御坊の成立と変遷     
第一節 御坊の成立と「河内錯乱」・「大坂一乱」
第二節 黒江御坊の形成と管理をめぐって
第三節 御坊山・鷺森への移転
第四節 鷺森御坊の整備と運営
補論3 戦国期の鷺森寺内と宇治
一 鷺森御坊の寺内と鷺森本願寺の寺内町
二 戦国期の雑賀庄宇治

第Ⅱ部 雑賀衆と雑賀一向衆
第四章 雑賀一向衆の実態―「雑賀一向衆列名史料」の検討―        
第一節 「雑賀一向衆列名史料」について
第二節 史料の内容と時期
第三節 地名の検討
第四節 人名と花押の検討
第五節 付属史料の考察
第五章 雑賀衆と雑賀一向衆            
はじめに
第一節 雑賀衆の実体と範囲
第二節 雑賀一向衆の組織原理と範囲
第三節 雑賀における門徒と非門徒
第四節 本願寺と雑賀衆および雑賀一向衆
おわりに
補論4 戦国期における雑賀五組の境界
一 雑賀一揆とその範囲
   二 雑賀庄と宮郷との境界
三 雑賀庄と十ケ郷との境界
四 他の組の境界

第Ⅲ部 「石山合戦」と雑賀一向一揆
第六章 天正三年の雑賀年寄衆関係史料            
第一節 史料の紹介 
第二節 四人の雑賀年寄衆
第三節 篠原松満一党と雑賀衆
第四節 岡了順と岡崎三郎大夫
第五節 「石山合戦」と雑賀一向衆
第七章 天正六年の雑賀志衆関係史料           
第一節    第一節 史料の紹介
第二節    第二節 連署者の検討
第三節    第三節 史料の歴史的意味
第四節    第四節 本願寺の門徒統制と雑賀門徒衆
第八章 雑賀衆と「石山合戦」       
はじめに
第一節 「石山合戦」の発端と開戦要因
第二節 「石山合戦」の開戦と雑賀衆
第三節 雑賀衆と鉄砲
第四節 雑賀一向一揆の成立と「石山合戦」
第五節 織田信長の雑賀攻め
第六節 「石山合戦」の終結と雑賀衆
おわりに
 補論5 秀吉の朝鮮侵略における降倭部将沙也可と「雑賀孫市」
      ―鈴木孫一一族のその後―
   はじめに
   一 沙也可をめぐる議論
   二 鈴木孫一と「雑賀孫市」
   三 鈴木孫三郎重朝について
   おわりに
 初出一覧
 あとがき
 索引 

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