戦国時代と一向一揆

著者 日本史史料研究会
竹間 芳明
出版社 文学通信
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2021/05/25
ISBN 9784909658555
判型・ページ数 新書・266ページ
定価 本体1,600円+税
在庫 在庫あり

高校の日本史の教科書では一向一揆は単にその名称が書かれているだけで、その具体的な内実が説明されることはほとんどなく、仮に説明があったとしても、浄土真宗本願寺派の門徒が中心的な役割を果たした一揆だった、という簡略な記述にとどまることが多い。
しかし、門徒らの行動の源泉は必ずしも信仰にもとづいたものばかりではなかった。
では戦国の時代とほぼ時期が重なる一向一揆とはそもそもどのような闘争で、構成員らを突き動かしていた行動原理とはなんだったのか。

本書は一括りでは捉えきれない一向一揆の多様さと面白さを、地域や時代、そして宗主(八代宗主・蓮如〜十一代宗主・顕如)の変遷とともに追い、明らかにする。一向一揆入門に最適の書。

第一章 蓮如の時代―戦国時代の幕開け 
 一、本願寺破却と金森一揆
 二、堅田大責
 三、文明一揆
 四、越中砺波郡一向一揆
 五、飛騨白川郷一揆
 六、長享一揆(加賀一向一揆)
 七、明応の政変
 八、第一章のまとめ

第二章 実如の時代―宗主による戦闘指令の始まり
 一、大坂一乱
 二、永正一揆―北陸の動乱と一向一揆
 三、永正の錯乱―細川政元暗殺とその後の権力闘争
 四、大永一揆
 五、第二章のまとめ

第三章 証如の時代―本願寺教団の内紛・本願寺焼亡
 一、享禄の錯乱―本願寺教団の最大の内紛勃発す
 二、天文一揆―本願寺焼失への道
 三、一揆の余燼と下間頼秀・頼盛兄弟の粛清
 四、加賀の統制と金沢御堂建立
 五、美濃の争乱と一揆
 六、寺内町特権
 七、第三章のまとめ

第四章 顕如の時代―戦国末期の争乱と大坂退去
 一、朝倉氏との攻防と和睦
 二、三河一向一揆
 三、上杉謙信との戦い
 四、石山合戦(対織田戦)
 五、第四章のまとめ

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