重版情報(2020年4月~) - 2024.05.17
「ささえあい」の人間学
私たちすべてが「老人」+「障害者」+「末期患者」となる時代の社会原理の探究
序 方法としての「ささえあい」
第一部 「ささえあい」の原理
1 自己決定をささえる
2 援助の形式主義は何をもたらすか
3 「ささえる」とはどういうことか
4 「いのち」をいつくしむこと
5 心身医学的医療のめざすもの
6 自立の思想には限界がある
7 なぜ治療者はバーンアウトするのか
8 それでも事実は知らせるべきである
第二部 「ささえあい」の人間学
9 孤独と不安をささえる
10 自己コントロール論の人間学
11 おまかせ的医療システムの本質
12 「とき」を提供する
13 共感の倫理学の可能性
14 「生からの疎外」と虚構
15 ささえる人をささえる
16 「とき」の提供と実存主義
17 自己コントロール論再考
18 「訴えかけ」と「自己」
19 現代に生きる一仏教者のジレンマ
第三部 「ささえあい」の社会システムのために
20 「個」をささえる
21 障害が個性であるような社会
22 「ささえ」の四つのカテゴリー
23 援助の目標は社会によって規定される
24 共感論ふたたび
25 分かちあいとしてのささえあい
26 職業としてのささえあい
27 福祉の社会システムと南北問題
あとがき