ブッダに学ぶ ほんとうの禅語

著者 アルボムッレ・スマナサーラ
出版社 アルタープレス 合同会社
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
出版年月日 2020/02/10
ISBN 9784910080024
判型・ページ数 4-6・222ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
〈禅の言葉〉の本当の意味を知っていますか?

 「一期一会」「天上天下唯我独尊」「日日是好日」……数ある〈禅の言葉〉は、あいまいで一見謎めいているため、ともすると各人の勝手な解釈によって、まったく仏教本来の教えと異なる意味にとられてしまうことがあります。
禅の修行者たちがこれらの言葉に込めたもともとの思想はどんなものだったのか?

 本書では、もっともブッダの教えに近いとされる「テーラワーダ仏教(初期仏教)」の伝道者、スマナサーラ長老が、禅語の“本当の意味”を鮮やかにひもときます。
はじめに――禅とテーラワーダ仏教 

一 悟りの響き
 不立文字:俗世間的な知識だけではいつまでたっても心は成長しない
 坐禅:ただ足を組むことだけが修行なのではない
 修証一等:悟りの境地から見たら、すべての現象は同じ
 只菅打坐:妄想を止めて、ただ坐ってみる
 身心脱落:執着を捨て去り、主語が消え失せた世界へ ほか

二 修行の声
 至道無難 唯嫌揀択:好き嫌いをするから、生きにくくなる
 百尺竿頭 須進歩:「自分」を捨てて、一切の執着を捨てる
 一日不作 一日不食:でも、「飯を食べるために働く」になってはいけない
 出世間法:苦を乗り越える、本当の教えとは
 公案:ブッダが教えた真理を自分自身が納得できるか ほか

三 禅語からブッダの言葉へ
 天人師:ローカライズされたものではない、普遍的な真理とは
 天上天下 唯我独尊:自分と等しい者がひとりもいないとわかった者の孤独
 拈華微笑:「ブッダは言葉で真理を語らなかった」は、本当なのか?
 色即是空:実体を探そうとすると、何も見つからなくなる
 見色明心:心が物質世界に束縛され、依存していることに気づくと…… ほか

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