新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.08.22
宗教の哲学 【ちくま学芸文庫ヒ17-1】
これらの相容れない主張は比較検討が可能なのだろうか。
本書は、「宗教多元主義」の立場から、それぞれの教義を考察する。
ただ一つの宗教だけが真理に到達しているのではなく、各宗教の違いは、究極的実在に対する様々に異なるアプローチであり応答であると考え、哲学的に問題を捉える。
神の存在から、悪の問題、救済論的構造の在り方までを入念に議論し、長く読み継がれている定評のある入門書。
第1章 ユダヤ‐キリスト教的神の概念
第2章 神の存在に同意する論証
第3章 神の存在に反対する論証
第4章 悪の問題
第5章 啓示と信仰
第6章 証拠主義・基礎づけ主義・合理的信念
第7章 宗教のことばの問題
第8章 検証の問題
第9章 諸宗教における相容れない真理の主張
第10章 人間の運命―不死とよみがえり
第11章 人間の運命―業と生まれかわり