グリーフケアの時代

「喪失の悲しみ」に寄り添う

著者 島薗 進
鎌田 東二
佐久間 庸和
出版社 弘文堂
ジャンル 入門・お経・実用 > 生・死、福祉・医療
出版年月日 2019/08/30
ISBN 9784335160943
判型・ページ数 A5・202ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
大切な人を失った人たちとその悲しみを癒やしたいと願う人たちに捧げる日本で最初のグリーフケア研究所による鎮魂のためのテキストブック。

上智大学グリーフケア研究所は、グリーフ(死別による悲嘆)を抱える方のケアについての研究と、グリーフケア、スピリチュアルケアに携わる人材の養成を目的として設立されました。
「臨床傾聴士」「スピリチュアルケア師」等の資格取得のための専門課程の他、一般向けの公開講座にも力を入れています。

本書は学問としてのグリーフケアの要点をまとめた入門書として、大切な人を亡くしたご本人はもちろん、宗教家や支援職の方々にも資する内容となっています。
第1章 現代日本人の死生観(島薗 進)
 一 ふるさとが蘇る?
 二 「喪の仕事」と宗教文化
 三 ともに唱歌・童謡を歌う国民だった頃
 四 悲嘆を分かち合うことが困難になる
 五 寄り集い悲嘆を分かち合う
 六 グリーフケアと日本人の死生観の更新

第2章 人は何によって生きるのか(鎌田東二) 
 一 予期せぬ痛みと「ヨブ記」の問い
 二 心の不可思議~仏教の心観
 三 心の清明~神道の心観
 四 二種類の死生観~本居宣長と平田篤胤の安心論
 五 現代人の死生観探究

第3章 グリーフケア・サポートの実践(佐久間庸和)
 ケース1 ケアとしての葬儀の取り組み
 ケース2 ケアとしての遺族会の役割
 ケース3 ケアとしての「笑い」
 ケース4 ケアとしての読書
 ケース5 ケアとしての「映画鑑賞」

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