祈りは人の半分

著者 水谷 周
鎌田 東二
出版社 国書刊行会
ジャンル 哲学・思想
出版年月日 2021/09/10
ISBN 9784336072375
判型・ページ数 4-6・363ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
人間存在の本質をなす営みでありながら合理主義偏重の現代において見逃されがちな「祈り」。その意義を多様な観点から見つめなおし、諸宗教における祈りの諸相を比較検討し、人間にとっての宗教と信仰を再考する。
※見やすい大活字。
はじめに

第一章 宗教信仰とは

(一)日本の課題  (二)イスラームの場合  (三)仏教の場合 
(四)キリスト教の場合  (五)神道の場合  (六)自然科学の立場 
(七)信仰と学問  (八)信仰の落とし穴―聖と俗  (九)信仰の功徳 

第二章 信仰心蘇生のために

(一)宗教信仰と人生  (二)信心とストレス  (三)信仰心は壊れやすいガラスの城  
(四)信心は平等  (五)信仰は自らの務め  (六)信仰最良の果実は安寧 
(七)信仰は大船に乗った心地 (八)信心は互いに響くもの  (九)信仰は日々の勤め 
(十)信仰は新たな価値世界  (十一)信仰は絶対主にしがみつくこと 
(十二)信仰は心のバランス 

第三章 祈りと巡礼

(一)祈り  ア.妙好人と称名 イ.「主の祈り」と聖母マリアと神学者の祈り 
      ウ.ムスリムの祈り エ.神道の祈り
(二)巡礼  ア.ムスリムの巡礼 イ.キリスト教徒の巡礼 ウ.四国巡礼 エ.神道の神社参拝

第四章 宗教信仰を感得させる本

(一)イスラーム関係  ア.イブン・アルジャウズィー『随想の渉猟』 
             イ.アフマド・アミーン『溢れる随想』
(二)仏教関係  ア.澤木興道『禅に生きる』 イ.中根環堂『観音の霊験』 
          ウ.勝平大喜『歓喜のこころ』
(三)キリスト教関係  ア.トマス・ア・ケンピス『キリストにならいて』
              イ.遠藤周作『イエスの誕生』 ウ.ヨハン・ペスタロッチ『隠者の夕暮れ』
(四)神道関係  ア.稗田阿礼・太安万侶『古事記』 イ.柳田國男『先祖の話』
         ウ.折口信夫『古代研究』 エ.益田勝実『火山列島の思想』

第五章 イスラームが問いかける日本のあり方

(一)無宗教なのに、高い道徳意識  (二)自殺の日常化と生きがい 
(三)譲位する天皇と従順な国民 (四)「旅立つ前の、伴侶選び」 
(五)これからの日本  ア.イスラームは? イ.文明は?

第六章 宗教信仰復興の二つの課題

(一)宗教の低調さの主要原因 
(二)「戦後」の前半と後半  ア.前半の世相  イ.「戦後」の後半
(三)負の遺産と第一の課題  ア.宗教アレルギー  イ.人間復興と祈り
(四)負の遺産と第二の課題  ア.不徹底な社会改革  イ.社会改革への参画
(五)宗教と憲法改正 

おわりに

付録 教皇フランシスコの「祈り」の講話

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