新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
宗教者は病院で何ができるのか【龍谷叢書58】
非信者へのケアの諸相
宗教者は、特定の信仰を持たない/信仰を異にする患者のケアにどのように関わることができるのか。
宗教的ケアの実態を詳細に論じる。
臨床宗教師といった医療現場で活動する宗教者が注目されているが、どのような立ち位置でどのような活動が可能なのか、さまざまな葛藤も生じている。
本書は、日本の医療施設で行われている宗教者による非信者に対する宗教的ケアの在り様やその意義について、調査研究をもとに具体的に論じることで、求められている宗教的ケアを示す。
[谷山洋三・山本佳世子・森田敬史・柴田実・葛西賢太・打本弘祐]
第2章 布教伝道を第一目的としないチャプレンを支える信仰――キリスト教病院の事例から[山本佳世子・葛西賢太]
第3章 ビハーラ僧による多様な宗教的ケアをめぐって――あそかビハーラ病院の事例から[打本弘祐]
第4章 改めて「宗教的ケア」を問う――長岡西病院ビハーラ病棟の事例から[森田敬史]
第5章 非信者への「祈り」というケア――天理よろづ相談所病院「憩の家」の事例から[山本佳世子]
第6章 心の声に従う――佼成カウンセリング研究所における傾聴者養成[葛西賢太]
第7章 宗教系病院における亡くなられた非信者患者及びその家族への宗教者によるケア
[山本佳世子・打本弘祐・葛西賢太・森田敬史]
終章 病院における宗教者による非信者への宗教的ケアの諸相[山本佳世子・打本弘祐・森田敬史]