日本中世の王朝・幕府と寺社

著者 稲葉 伸道
出版社 吉川弘文館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2019/03/10
ISBN 9784642029551
判型・ページ数 A5・394ページ
定価 本体10,000円+税
在庫 在庫あり
日本中世における国家と宗教、あるいは寺社はどのような関係性を有していたのだろうか。

鎌倉期から建武政権期までを中心に、権門寺社である延暦寺・興福寺・東大寺や伊勢神宮などを対象として、王朝や幕府が発した新制や幕府法・公家法などを詳細に検討、王朝と幕府の寺社保護・統制政策を明らかにする。著者長年の研究を集大成する注目の一冊。
序章 国家による寺社の保護と統制

第1部 王朝・幕府の寺社政策
 鎌倉幕府の寺社政策に関する覚書
 弘安寺社興行政策の源流について―鎌倉時代前半期における王朝の寺社政策の展開
 鎌倉中期の仁和寺御室―弘長三年東寺観智院金剛蔵所蔵「仁和寺興隆倹約等条々」について
 鎌倉中・後期における王朝の神社政策
 鎌倉末期の王朝の寺社政策―正安三年~元亨元年期について
 後醍醐天皇親政期の寺社政策
 建武政権の寺社政策について

第2部 権門寺院と王朝・幕府
 青蓮院門跡の成立と展開
 南北朝・室町期の門跡継承と安堵―延暦寺三門跡を中心に
 南北朝期の興福寺と国家

終章 南北朝・室町期における幕府と王朝の寺社政策

あとがき
索引

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