分裂と統合で読む日本中世史

著者 谷口 雄太
出版社 山川出版社
ジャンル 歴史・資料
出版年月日 2021/08/30
ISBN 9784634151796
判型・ページ数 4-6・239ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
網野善彦以後の20年、「日本論」の現在と未来を考える――。
気鋭の中世史家が歴史から現代を読み解く新たな方向性を導き出す!                      
「じつは東西南北に広く、その国土も意外と大きい日本列島では、長い歴史のなかで豊かな地域的・文化的多様性が育まれてきた」ことを、中世史を中心に日本史全体の研究最前線からあらためて提示し、「いくつもの日本」の姿を紹介する。
さらに上記の多様性を踏まえつつ、「南北朝」「応仁の乱」など、分裂と統合を繰り返す中世史の実態から、「多様な社会を統合する」契機を提示し、国家における「分裂と統合」の普遍的な意味を探り、現代を考える手段を提示する。
序章 日本史上もっとも複雑で曖昧だった中世と現在

Ⅰ部 「場」「地域」からみる〈いくつもの日本〉
 第1章 東と西―もっともポピュラーで根深い問題
 第2章 南と北―よりいっそう豊穣で、ときにカオスな場所
 第3章 内と外―時代によって揺れ動く「境界」の独自性

Ⅱ部 「人」「階層」からみる〈いくつもの日本〉
 第4章 朝廷と幕府―二大勢力の関係性をめぐる激しい学説論争
 第5章 寺社と宗教―現代とかけ離れた「もうひとつの勢力」の実態
 第6章 生業と身分―非農業的世界から見えてくる豊かな日本史

Ⅲ部 多様な列島社会を「統合」するものは何か?
 第7章 分裂と統合―両者の共存は可能なのか?
 第8章 中央と地方―首都の求心力はどこにあるのか
 第9章 天皇と将軍―戦国期にも存在しえた「価値」を探る

終章 歴史から学べることは何か

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