現代日本語訳 日蓮の立正安国論

著者 正木 晃
出版社 春秋社
ジャンル 日本仏教 > 日蓮宗系
出版年月日 2017/02/27
ISBN 9784393113448
判型・ページ数 4-6・242ページ
定価 本体2,000円+税
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本書は、『立正安国論』の「現代語訳」を収録した第Ⅰ部と、その「解説」をまとめた第Ⅱ部から成っている。 第Ⅰ部の「現代語訳」は、難解な訳語はできるだけ避けて、さらに仏教語には本文中に平易な解説を織り込むなど、予備知識のない初心者でも容易に理解できるような工夫が随所になされている。続く第Ⅱ部は三章構成である。第一章は『立正安国論』の概説であり、そこでは全体の構成と内容を紹介。第二章は、日蓮が活躍した当時の時代状況や、宗教面・政治面などで日蓮と関係の深いさまざまな人物の解説する。さらに第三章では、「国とは何か」をめぐる議論から始まり、空海、さらには栄西、道元、法然、親鸞、日蓮といった鎌倉仏教祖師の国家論を解説し、続いて「安国」の意味も考察する。
はじめに

第Ⅰ部 立正安国論 現代語訳
 第一段 災難の原因についての問答
  第一章 災難の原因を問う  
  第二章 災難の原因を考える
 第二段 災難の経証についての問答
  第一章 災難の経証を問う
  第二章 災難の経証を答える
 第三段 謗法の状況についての問答
  第一章 謗法の証拠を問う
  第二章 謗法の実状をしめす
 第四段 謗法の人と法についての問答
  第一章 謗法の人と法を問う
  第二章 謗法の実状をしめす
 第五段 災難の実例についての問答
  第一章 法然の謗法を疑う
  第二章 災難は法然の念仏が原因であることをあきらかにする
 第六段 上奏の可否について考える
  第一章 上層にまつわる疑問
  第二章 上層の必要性を説明する
 第七段 災難の対策についての問答
  第一章 災難を克服する方法を問う
  第二章 災難を克服する方法を答える
 第八段 正法を誹謗中傷する者の根絶
  第一章 正法を誹謗中傷する者をどう根絶すべきか
  第二章 正法を誹謗中傷する者を根絶する方法を答える
 第九段 正法を誹謗中傷する者への対策ならびに立正安国の問答
  第一章 正法を誹謗中傷する者への対策を心の底から理解する
  第二章 正法を誹謗中傷する者への対策を勧める
  第三章 対策を勧める理由について
  第四章 正法へ帰依することを勧める
 第十段 正法を誹謗中傷する者への対策を心の底から理解する

第Ⅱ部 解説
 第一章 『立正安国論』の構成と内容
 第二章 『立正安国論』上奏をめぐる時代と人物
 第三章 『立正安国論』の「安国」とは何か

あとがき

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