道元 【構築された仏教思想5】

仏であるがゆえに坐す

著者 石井 清純
出版社 佼成出版社
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
出版年月日 2016/01/15
ISBN 9784333027279
判型・ページ数 B6・181ページ
定価 本体1,400円+税
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言語化され、有機化された仏教思想。その本質をラディカルに問う、仏教学の新たな地平を切り拓くシリーズ。本書では、中国禅を継承し、改革していくことで独自の禅風を確立した道元の教えについて解説する。
はじめに

序章 禅の基礎知識
 1 禅の基本思想
 2 道元禅の特徴
第一章 道元の略伝
 1 出生
 2 出家から禅との出会いへ
 3 入宋、歴遊の旅へ
 4 「身心脱落」
 5 帰国、『正法眼蔵』撰述へ
 6 永平寺の開創
 7 十二巻本『正法眼蔵』撰述、そして示寂
第二章 道元の著作
 1 道元の著作について
 2 『正法眼蔵』
 3 『永平広録』
 4 『永平元禅師語録(略録)』
 5 『学道用心集』
 6 『永平清規』
 7 『宝慶記』
 8 『普勧坐禅儀』・『弁道話』
 9 『正法眼蔵隋聞記』
第三章 初心の仏道
 1 「吾我」の否定
 2 「名聞利養を求めること」の否定
 3 無常を観じる
 4 正師につく
 5 只管打坐へ
第四章 修業と坐禅
 1 禅の伝統的修業観と道元
 2 なぜ「坐禅」なのか
 3 「正伝」について
 4 中国禅と道元禅の連続面と非連続面―「磨?作鏡」と「非思量」の話
第五章 歩むべき道の確信
 1 「身心脱落」
 2 只管打坐―”ただ”やるということ
 3 Joueney is the reward.―スティーブ・ジョブズと禅
 4 「現成公案」と道元の「悟り」
 5 現成公案の意味
 6 「現成公案」巻における悟りの定義
 7 不完全であることの認識―「修証」ということ
第六章 永平寺の運営
 1 道元の出家主義
 2 永平寺教団の運営形態について
 3 俗弟子・在家信者と永平寺
 4 中国五山・顕密仏教と永平寺
 5 むすび
終章 道元禅の読み方
 1 『正法眼蔵』「家常」巻
 2 百丈の意図
 3 如浄の立場
 4 道元の主張
 5 むすびにかえて

おわりに
道元事蹟一覧(帰国以降)
参考文献

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