宗教と震災

阪神・淡路、東日本のそれから

著者 三木 英
出版社 森話社
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2015/10/16
ISBN 9784864050838
判型・ページ数 4-6・251ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 お取り寄せ
1995 年1 月17 日、阪神・淡路大震災発生……。それから20 年、宗教は被災地・被災者とどのように関わり、その経験は東日本大震災へどのように受け継がれたのか。 自らも阪神・淡路大震災で被災し、当地で慰霊行事の創出や新たな聖地の誕生をまのあたりにして きた宗教社会学者が、被災地の「それから」を報告し、記憶の風化を防ぐ方法を提言する。宗教団体とつながりのない一般の人々の宗教的意識や行動にも言及されているのが本書の特徴でもある。「宗教離れ」が指摘される現代、宗教は被災地で何ができるのか。
はじめに

【Ⅰ大震災と教団】
第一章 阪神・淡路大震災被災地における宗教団体
第二章 東日本大震災における宗教団体

【Ⅱ被災者による被災者の救い】
第三章 祭りがつくり上げる被災者の連帯
第四章 巡礼の創出、聖地の出現
第五章 儀礼の確立、拡大する連帯

【Ⅲ震災記憶の風化のなかで】
第六章 阪神・淡路大震災被災地における宗教の「当時」と「いま」
第七章 追悼儀礼の現場から
第八章 記憶と人をつなぎ続ける難しさ

終章 不慮の災いと宗教の可能性

参考文献
あとがき

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