『涅槃経』を読む 【岩波現代文庫 学術322】

著者 高崎 直道
出版社 岩波書店
ジャンル 入門・お経・実用 > お経(入門) > その他
出版年月日 2014/11/14
ISBN 9784006003227
判型・ページ数 文庫・357ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 品切れ・重版未定
『涅槃経』は、釈尊の入滅されるその日の最後の説法を通して、仏教の根本思想を伝える経典である。クシナーラーの沙羅双樹の中で釈尊が、「仏の永遠性」「一切衆生悉有仏性」などの真理を語る。仏は永遠であり、全ての人間には、仏のさとりを得られる「仏性」が備わっていることが明らかにされる。日本仏教に大きな影響を与えた。 本書は、もともとNHKのラジオ第二放送「こころの時代~宗教・人生~」で放送された講義録である。仏教学の第一人者が、仏教、経典に関心のある一般の聴講者、読者に向けて、『涅槃経』の深遠な教理を分かり易く説いた、仏教入門書としても最適なものである。
第一講 序説―涅槃経とは
第二講 クシナーラー―『涅槃経』の舞台
第三講 純陀の願い
第四講 仏は永遠に
第五講 究極の教え
第六講 仏性とは何か
第七講 仏性を見るのは難しい
第八講 誰にでも仏性はあるのか
第九講 世尊の病
第十講 施身聞偈
第十一講 阿闍世王の救い
第十二講 仏の慈悲

解説…下田正弘

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