21世紀の宗教研究 脳科学・進化生物学と宗教学の接点

著者 井上 順孝
出版社 平凡社
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2014/08/01
ISBN 9784582703306
判型・ページ数 B6・215ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 お取り寄せ
「人はなぜ神や仏を信じるのか」という根源的な問いに、最新の脳科学はどのような答えを提示するのか。最先端分野の意欲的な研究。
まえがき

宗教研究の新しいフォーメーション
一、誤解された進化論
二、進化論を脅威に感じる宗教とそうでない宗教
三、対象は広がり、境界線は見えなくなる
四、動物とヒトとの距離を縮める研究の広がり
五、宗教心は特別なものか?
六、ミーム論と宗教文化
七、コンピューター・テクノロジーの広範な影響
八、宗教研究のための新しいシナプス形成

神話の「出アフリカ」ー比較神話学が探る神話のはじまり
はじめに
一、言語以前の神話
  (1)神話は言語以前にあった?
  (2)普遍的なテーマとしての神話
二、神話学の新しい課題
  (1)世界の課題としての神話
  (2)国際的視点からの神話学
  (3)いくつかの新たな方向性
三、起源をめざして
  (1)ローラシア神話
  (2)ゴンドワナ神話
  (3)岩の芸術とシャーマニズム
  (4)パン・ガイヤ神話(汎大陸神話)
  (5)近代の神話

進化生物学から見た宗教的概念の心的基盤
はじめに
一、宗教の機能は何か?
二、世界の成り立ちの説明について
三、いいことと悪いことの基準
  (1)道徳的価値体系について
  (2)宗教がなければ倫理はないか?
四、死後の世界に対する不安
五、世界の悲惨に対する慰め、救い
六、ヒトの社会生活における葛藤
七、認知と宗教
  (1)ヒトの認知バイアス
  (2)右側頭葉てんかんと宗教的回心について
まとめ

脳神経科学と宗教研究ネットワークの行方
はじめに
一、近代以降の思想状況とキリスト教研究
二、「脳・心・宗教」問題圏ー脳科学と宗教
  (1)一九八〇~二〇〇〇年頃
  (2)「宗教は妄想」なのか?
  (3)fMRIの技術がもたらした議論
三、社会脳と宗教
  (1)ソーシャルブレインズ
  (2)ミルグラム実験の教訓
  (3)リスペクトの問題

むすび
参考文献
あとがき

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