信教自由の事件史

日本のキリスト教をめぐって

著者 鈴木 範久
出版社 オリエンス宗教研究所
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2010/11/10
ISBN 9784872320718
判型・ページ数 4-6・242ページ
定価 本体2,200円+税
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日本で信教の自由はどう捉えられてきたのか。比較的寛容とされる日本社会で「異質」と見なされたキリスト教に照らして、近代以降の信教自由の歩みを概観する。さらにそこから自由の意味や少数者への視線、メディアの役割など、背後に潜む日本の文化的特質を探っていく。
はじめに
Ⅰ 禁制時代●1868‐73
 1章 フルベッキの「ブリーフ・スケッチ」
 2章 森有礼の「宗教自由論」
 3章 中村敬宇の「上書」
Ⅱ 黙許時代●1873‐89
 4章 葬儀の自由
 5章 高梁教会事件
 6章 公許の建白
Ⅲ 公許時代●1889‐99
 7章 大日本帝国憲法の発布
 8章 内村鑑三不敬事件
 9章 熊本英学校事件
 10章 巣鴨監獄教誨師事件
 11章 訓令一二号問題
 12章 『青年之福音』事件
Ⅳ 監督時代●1899‐1912
 13章 矢部喜好の兵役拒否
 14章 蘆花の「謀叛論」
 15章 新潟の「楠公事件」
Ⅴ 公認時代●1912‐38
 16章 新渡戸稲造・松山事件
 17章 上智大学靖国神社参拝拒否事件
 18章 美濃ミッション事件
 19章 奄美大島事件
 20章 矢内原忠雄辞職事件
Ⅵ 統制時代●1938‐45
 21章 灯台社事件
 22章 ホーリネス教会事件
Ⅶ 自由時代●1945‐
 23章 保障された「信教の自由」のなかで
おわりに
信教自由史略年譜

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