中世禅宗史叢説

附 禅籍の口語 略解

著者 西尾 賢隆
出版社 吉川弘文館
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
出版年月日 2021/01/20
ISBN 9784642029674
判型・ページ数 A5・287ページ
定価 本体10,000円+税
在庫 在庫あり
独特の用語ゆえに解読が難解な禅籍の研究に長年携わってきた著者が、『元亨釈書』をはじめ墨蹟を含む種々の禅籍や上表文を読み下し、語釈を施して現代語訳を加える。
また中国に渡海した栄西や円爾、中国から渡来した蘭渓ら禅僧を中心に、日中仏教の交流史を概観。
研究に資するため、漱石も用いた唐宋由来の口語の辞典「禅籍の口語 略解」を附載する。
第一章 日中仏教交流史の東語西話
 1 唐代後半期の日中交流
 2 趙宋代の日中交流
 3 モンゴル元代の日中交流
 4 明代の日中交流

第二章 元亨釈書を上るの表
 1 上元亨釈書表
 2 第二度表

第三章 虚堂智愚から南浦紹明へ
 1 松源派虚堂
 2 一帆風
 3 わが国における南浦

第四章 蘭溪道隆の墨蹟
 1 蘭溪伝現代語訳
 2 建長寺の鐘銘
 3 蘭溪の頂相自賛
 4 蘭溪の諷誦文

第五章 中世後期の禅宗―五山派から関山派へ
 1 渡来僧・渡海僧
 2 五山派
 3 関山派
 補論1 大燈国師 凩の墨蹟
 補論2 入矢先生と蕉堅稿

第六章 博多承天寺入寺疏
 1 山門疏
 2 諸山疏
 3 江湖疏
 4 同門疏

附 禅籍の口語 略解―栄西から漱石まで

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