中世禅の知

著者 末木 文美士
榎本 渉
亀山 隆彦
米田 真理子
出版社 臨川書店
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
出版年月日 2021/07/31
ISBN 9784653041849
判型・ページ数 4-6・339ページ
定価 本体2,900円+税
在庫 在庫あり
豊饒な思想の源流へ―中国との交渉、密教との関連、諸宗との議論といった試行の中で、中世禅の教学はどのように形作られてきたのか。
寺院・文庫調査の最前線における新資料の発見・紹介により、従来の仏教史の常識を覆し学界において注目を集めてきた『中世禅籍叢刊』のエッセンスを、平明な解説によって広く提供する。
主要関連人物一覧

序章 中世禅の形成と知の交錯・・・・・末木文美士

第Ⅰ部
 日中交流史の中の中世禅宗史・・・・・榎本 渉
 茶将来説話から考える中世禅の見直し ―研究史における百年の桎梏―・・・・・米田真理子
 禅研究の現在地 ―ベルナール・フォールを中心に―・・・・・亀山 隆彦
 円爾系の印信から見る禅と密・・・・・菊地 大樹

第Ⅱ部
 1 中国禅から日本禅へ
  巨視的に見た中世禅の位相 ・・・・・伊吹 敦
  教判から看話へ・・・・・土屋 太祐
  日本禅宗における『宗鏡録』の受容 ・・・・・柳 幹康
  道元の小参と法語・・・・・石井 修道

 2 純粋禅と兼修禅の新たな見方
  鎌倉時代後期における禅宗の台頭と南都北嶺・・・・・原田 正俊
  鎌倉時代における兼修禅と宋朝禅の導入・・・・・舘 隆志
  「兼修禅」から「純粋禅」を再考する・・・・・ダヴァン ディディエ

 3 達磨宗に関する新見解
  「達磨宗」についての新見解・・・・・古瀬 珠水
  新発見『禅家説』と「達磨宗」・・・・・和田有希子
  達磨宗新出史料『心根決疑章』の発見・・・・・舘 隆志

 4 新たな栄西像
  茶祖としての栄西像の見直し・・・・・米田真理子
  鎌倉期の太宰府における天台宗と禅宗・・・・・山村 信榮
  栄西と博多 ―「栄西と中世博多展」の開催を通して―・・・・・堀本 一繁

 5 禅と中世仏教
  新しい中世仏教観へ向けて・・・・・末木文美士
  聖一派における「禅密」 ―癡兀大慧の理解を中心に―・・・・・亀山 隆彦
  中世密教の教えの中の「以心伝心」 ―文観と禅密―・・・・・ラポー ガエタン
  『教月要文集』を巡って・・・・・高柳さつき

 6 文庫と中世禅
  中世禅への新たな視野 ―大須文庫悉皆調査とその展開―・・・・・阿部 泰郎
  大須観音ゆかりの地 ―初代能信の足跡を訪ねる―・・・・・三好 俊徳
  金沢文庫管理『禅門詩文集』の本態・・・・・髙橋 秀栄

あとがき・・・・・亀山隆彦・榎本 渉・米田真理子

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