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東洋の合理思想 【法蔵館文庫】 (文庫)

東洋思想に論理はどのような形で存在するのか。インド、中国仏教、中国古典を分析し、非自我中心的な「楕円思考」の構造を見いだす。

著者 末木 剛博
出版社 法藏館
ジャンル 哲学・思想
シリーズ 法蔵館文庫
出版年月日 2021/11/15
ISBN 9784831826299
判型・ページ数 文庫・323ページ
定価 本体1,200円+税
在庫 在庫あり
東洋思想に論理はどのような形で存在するのか。インド、中国仏教、中国古典を分析し、非自我中心的な「楕円思考」の構造を見いだす。
増補新版への序文
旧版のまえがき

序 論 東洋思想と論理
(1)インド思想の特性
(2)中国思想の特性
(3)日本思想の特性

第一部 悟りへの論理 インドの論理思想

1 初期仏教の合理精神
 (1)無知の排除
 (2)西洋哲学と初期仏教
2 古因明の論理
 (1)認識の源の探究
 (2)概念と包摂関係
 (3)五分作法の推理
 (4)誤謬論
3 新因明の論理
 (1)認識の源の探究
 (2)三支作法の推理
 (3)因の三相
 (4)九句因
4 インドの弁証法
 (1)インド思想の合理性と非合理性
 (2)竜樹の弁証法I
 (3)竜樹の弁証法II
 (4)世親の唯識的弁証法

第二部 中国仏教の論理思想

1 現実の肯定
 (1)論理の位置
 (2)破邪顕正の論――三論宗の弁証法
2 全体主義の真理観
 (1)仏教の定着
 (2)非合理的な解脱へ――円頓三諦
 (3)極端な肯定
3 多様性の統一
 (1)華厳の思想
 (2)事事無礙の認識
 (3)事事無礙の思想
 (4)仏教思想の頂点――性起

第三部 合理と非合理 古代中国思想の論理

 (1)古代中国思想に占める論理の位置

1 不合理の完全排除
 (1)「正名」の説
 (2)「知名」の説
 (3)知の限界の自覚
2 合理精神の結晶と矛盾の発見
 (1)最初の中国論理学――『墨子』
 (2)名家の詭弁
3 形式論理学の完結
 (1)『荀子』の正名思想
 (2)『韓非子』の矛盾律
4 調和への弁証法
 (1)合理的な占いの書
 (2)『易経』の関係論的論理
5 東洋の自然と人間
 (1)無は有を宿す
 (2)自然と人間

結 論

解 説 野矢茂樹(増補新版より再録)
参考文献

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