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「弘法大師」の誕生
大師号下賜と入定留身信仰
著者 | 武内 孝善 著 |
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出版社 | 春秋社 |
ジャンル | 日本仏教 > 真言宗系(密教含む) |
出版年月日 | 2021/12/20 |
ISBN | 9784393172940 |
判型・ページ数 | 4-6・231ページ |
定価 | 本体2,700円+税 |
在庫 | 在庫あり |
2021年は空海に「弘法大師」号が与えられてから1100年目にあたる。
どのような経緯でこの名前が与えられたか、また高野山で今もなお生前の姿でいるという伝説はどのようにして生まれたのか。
これら弘法大師の謎を史料から緻密に検討し解き明かした初めての書。
どのような経緯でこの名前が与えられたか、また高野山で今もなお生前の姿でいるという伝説はどのようにして生まれたのか。
これら弘法大師の謎を史料から緻密に検討し解き明かした初めての書。
第一部 空海への大師号の下賜
はじめに
第一、大師号とは
第二、寛平法皇による上奏は史実とみなしてよいか
はじめに
(1)大師号はいかなる経緯で下賜されたか――先学の見解
(2)寛平法皇の上奏文
第三、観賢僧正による二度の上奏
(1)第一通、延喜十八年(918)十月十六日付 観賢僧正上奏文
(2)第二通、延喜二十一年(921)十月二日付 観賢僧正上奏文
(3)第三通、延喜二十一年(921)十月五日付 観賢僧正上奏文
第四、大師号が下賜されたときの勅書
第五、大師号「弘法大師」の出典
第六、大師号は、なぜこの時期に上奏され下賜されたのか
(1)『三十帖策子』とは
(2)『三十帖策子』の高野山への持出し
(3)『三十帖策子』の東寺経蔵への回収――回収を記す二つの史料
(4)『策子勘文』こそが信頼に足る史料
(5)まとめ
小結
おわりに――「弘法大師」号の撰者は誰か
第二部 弘法大師の入定留身信仰
はじめに
第一、空海の最期
第二、大師の入定留身信仰は、いつ、いかなる契機でもって成立したか
はじめに
(1)空海最期の表記(一)――九世紀の空海伝
(2)空海最期の表記(二)――十世紀の空海伝
(3)空海最期の表記(三)――十一世紀の空海伝
(4)十一世紀初頭の入定留身説
(5)入定説が生み出された背景
(6)藤原道長の高野山参詣
小結
第三、弘法大師の入定留身信仰の成立過程
(1)「観賢僧正による奥院御廟の開扉とお衣替え説話」の初出史料
(2)真言宗外の人物による空海伝
(3)「高野山むすふ庵の……」の初出史料
おわりに
はじめに
第一、大師号とは
第二、寛平法皇による上奏は史実とみなしてよいか
はじめに
(1)大師号はいかなる経緯で下賜されたか――先学の見解
(2)寛平法皇の上奏文
第三、観賢僧正による二度の上奏
(1)第一通、延喜十八年(918)十月十六日付 観賢僧正上奏文
(2)第二通、延喜二十一年(921)十月二日付 観賢僧正上奏文
(3)第三通、延喜二十一年(921)十月五日付 観賢僧正上奏文
第四、大師号が下賜されたときの勅書
第五、大師号「弘法大師」の出典
第六、大師号は、なぜこの時期に上奏され下賜されたのか
(1)『三十帖策子』とは
(2)『三十帖策子』の高野山への持出し
(3)『三十帖策子』の東寺経蔵への回収――回収を記す二つの史料
(4)『策子勘文』こそが信頼に足る史料
(5)まとめ
小結
おわりに――「弘法大師」号の撰者は誰か
第二部 弘法大師の入定留身信仰
はじめに
第一、空海の最期
第二、大師の入定留身信仰は、いつ、いかなる契機でもって成立したか
はじめに
(1)空海最期の表記(一)――九世紀の空海伝
(2)空海最期の表記(二)――十世紀の空海伝
(3)空海最期の表記(三)――十一世紀の空海伝
(4)十一世紀初頭の入定留身説
(5)入定説が生み出された背景
(6)藤原道長の高野山参詣
小結
第三、弘法大師の入定留身信仰の成立過程
(1)「観賢僧正による奥院御廟の開扉とお衣替え説話」の初出史料
(2)真言宗外の人物による空海伝
(3)「高野山むすふ庵の……」の初出史料
おわりに