天皇と般若心経

空海「般若心経秘鍵」上表文を読み解く

著者 武内 孝善
出版社 春秋社
ジャンル 日本仏教 > 真言宗系(密教含む)
出版年月日 2023/01/20
ISBN 9784393172957
判型・ページ数 4-6・244ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 お取り寄せ
空海『般若心経秘鍵』の上表文に出典がみられる嵯峨天皇宸筆の『般若心経』は疫病や飢饉が流行するたびに朝廷で礼拝されてきた。その歴史から日本におけるその受容と展開を解き明かし、あわせてそこに共通する空海の『般若心経』観についても論じる意欲作。
プロローグ 
 はじめに――コロナ禍のいま、『般若心経秘鍵』に注目
 今上天皇のおことば(一)
 今上天皇のおことば(二)

第一章 嵯峨天皇の宸筆『般若心経』と「上表文」
 はじめに
 一、「上表文」を偽作とみなす六つの根拠
 二、「上表文」の形式・文辞上の七非
 おわりに

第二章 わが国における『般若心経』の受容と展開
 はじめに
 一、「優婆塞貢進解」にみられる『般若心経』
 二、「六国史」にみられる『般若心経』
 おわりに

第三章 嵯峨天皇宸筆『般若心経』の天覧・頂戴 
 はじめに
 一、嵯峨天皇宸筆『般若心経』の天覧・頂戴の記録(一)――中世の事例
 二、嵯峨天皇宸筆『般若心経』の天覧・頂戴の記録(二) ――江戸後期の事例
 おわりに
 補遺

第四章 空海の『般若心経』観
 はじめに
 一、『般若心経秘鍵』にみる空海の『般若心経』観
 二、空海の文章にみられる『般若心経』
 三、空海の文章にみられる『金剛般若経』
 おわりに

第五章 『般若心経秘鍵』上表文が参考とした史料
 はじめに
 一、 弘仁九年四月の飢饉・日照りの記録
 二、 最澄への墨勅と比叡山寺における修法
 三、 空海への修法依頼
 四、『般若心経秘鍵』上表文が参照した事跡
 おわりに

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