宗教遺産テクスト学の創成

著者 木俣 元一
近本 謙介
出版社 勉誠出版
ジャンル 歴史・資料 > 資料
出版年月日 2022/03/30
ISBN 9784585310082
判型・ページ数 B5・698ページ
定価 本体15,000円+税
在庫 在庫あり
「祈り」という人類の普遍的・根源的営みのなかで構築された宗教は、それを信仰し担う人々により、多種多様な形をもって大切に守られ、伝えられてきた。
また、一方で、人間と宇宙の根源的な在り方を規定する拠り所であるが故に、世界認識における解釈の対立を生じさせ、時には宗教間の軋轢や破壊を呼び起こすきっかけともなった。

「宗教遺産テクスト学」とは、人類によるあらゆる宗教所産を、多様な「記号」によって織りなされた「テクスト」とみなすことで、その構造と機能を統合的に解明し、人類知として再定義することを目的とし、「コト」と「モノ」を一体化する新たな学術領域である。

宗教遺産を人類的な営みとして横断的かつ俯瞰的に捉え、ひと・モノ・知の往来により生成・伝播・交流・集積を繰り返すその動態を、精緻なアーカイヴ化により知のプラットフォームを構築することで、多様性と多声性のなかに位置づける。

文理を超えた三篇七部、四十の論考により示される、人類の過去・現在・未来をつなぐ新視点。
第1篇 生成・動態の解明
 第1部 源流と伝播のメカニズム―仏教文献・図像の源流および諸地域への伝播の解明
 第2部 交流と集積の実態解明―東アジアにおける祈りの記録と記憶
 第3部 日本における宗教美術の形成・伝来・復元

第2篇 多様性・多声性の解明
 第4部 「文化遺産」と「宗教」の歴史と理論―「宗教遺産テクスト学」の基盤構築に向けて
 第5部 宗教実践の多様性と遺産化をめぐる諸問題

第3篇 文理融合による新展開と未来への発信
 第6部 文理融合型研究の新展開構築
 第7部 宗教遺産先端アーカイヴ構築と発信

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