ビッグ・ゴッド

変容する宗教と協力・対立の心理学

著者 アラ・ノレンザヤン
藤井 修平 監訳
松島 公望 監訳
荒川 歩 監訳
出版社 誠信書房
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2022/04/20
ISBN 9784414306361
判型・ページ数 A5・313ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
人類が1万2千年前に、狩猟・採集社会から大規模な農耕社会へ急速に変化することができたのはなぜか。
この大きな問いに、人々を監視し罰する「ビッグ・ゴッド」の信仰の広がりが、社会の拡大に寄与したという説を提示することによって解答を試みる。
宗教は、同じ信仰を持つ人同士の結束を強め、大規模な協力を可能にしたが、ときにはその機能が集団間の対立をも引き起こしたことが、心理学・文化進化論・宗教認知科学の知見から明かされる。

宗教学や心理学の代表的な学術雑誌が多数のレビューを寄せ、本書の説を検証する論文が『ネイチャー』誌に掲載されるなど、大きな注目を集めた書の待望の翻訳。
第1章 宗教の進化
第2章 超自然的監視者
第3章 天上からの圧力
第4章 私たちはビッグ・ゴッドを信じる
第5章 ただ乗りする人としての自由思想家
第6章 真の信仰者たち
第7章 大集団のためのビッグ・ゴッド
第8章 協力と競争の神
第9章 宗教的協力から宗教的対立へ
第10章 神なき協力

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