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古代インドのアングリマーラ伝承

歎異抄十三条・漢訳経典・仏伝図像から読み解く

殺人鬼アングリマーラを、漢訳経典と仏伝図像に求め、客観に過ぎる程の業縁概念に悪を照らす親鸞へ逼り、武子と白蓮にも及んでいく。

著者 白須 淨眞
出版社 法藏館
ジャンル 各地域仏教 > インド・チベット
出版年月日 2023/05/30
ISBN 9784831877604
判型・ページ数 A5・480ページ
定価 本体13,000円+税
在庫 在庫あり
人は悪も為す。釈迦をも殺そうとした殺人鬼アングリマーラを、『歎異抄』十三条、漢訳経典、内陸アジア仏教芸術の図像に求め、客観に過ぎるほどの業縁概念に悪を照らす親鸞へせまり、九条武子と柳原白蓮にも及んでいく。
第Ⅰ章 アングリマーラ伝承の内陸アジア・東アジアへの広がり

一 「ひと千人ころしてんや」(『歎異抄』十三条)、そのはるかなる彼方―親鸞が意識した漢訳経典とは(白須淨眞)     

(付)第Ⅰ章 - 一の関係資料の補遺(楊 柳)

二 アングリマーラの漢訳語について―指鬘と鬘、華鬘との相関(荒見泰史・桂 弘)

三 アングリマーラ伝承を描く仏伝レリーフと壁画、漢訳経典―ガンダーラのレリーフとクチャ石窟群の壁画を中心とする図像の解析(楊 柳)

第Ⅱ章 漢字仏教文化圏におけるアングリマーラ伝承の展開

一 鳩摩羅什から央掘摩羅へ(荒見泰史)

二 『歎異抄』十三条の「宿業」と「業縁」の相関―親鸞思想における「宿業」について(貫名 譲)                  

第Ⅲ章 近代日本におけるアングリマーラ伝承

一 九条武子と柳原白蓮の指鬘外道(アングリマーラ)―相違する二人の苦悩とその諸相、武子・白蓮論をかねて(白須淨眞)

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