話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
仏教興亡の秘密
仏教を導いた語りえぬものについて
仏教が世界宗教の一つとして歩んだ道のユニークな屈曲をたどる──キリスト教、イスラーム、ヒンドゥー教、そして土着の諸宗教のはざまで。インドを基盤として描かれたそれぞれの独自な航跡、それは何を語るのか。シク教を専門とする著者が、「世界宗教」の地図に仏教の歩みを重ね、その本質に迫ろうとする。そこには仏教思想の真の活力の秘密が隠されていた。
Ⅰ 仏教の寛容思想
第一章 「寛容」の意味と多様性
第二章 「冷たい寛容」と「温かい寛容」
第三章 インド的なるもの
第四章 ブッダと寛容
第五章 アショーカ王の実像
Ⅱ 仏陀と梵天
第一章 仏教の盛衰研究の問題点
第二章 梵天勧請と『梵天勧請経』
Ⅲ 梵天勧請と神仏習合
第一章 仏教の特異性
第二章 神仏習合への道
第三章 梵天勧請理論の限界
第一章 「寛容」の意味と多様性
第二章 「冷たい寛容」と「温かい寛容」
第三章 インド的なるもの
第四章 ブッダと寛容
第五章 アショーカ王の実像
Ⅱ 仏陀と梵天
第一章 仏教の盛衰研究の問題点
第二章 梵天勧請と『梵天勧請経』
Ⅲ 梵天勧請と神仏習合
第一章 仏教の特異性
第二章 神仏習合への道
第三章 梵天勧請理論の限界