四天王寺聖霊会の舞楽 増補版

著者 南谷 美保
出版社 東方出版
ジャンル 美術
歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2021/08/31
ISBN 9784862494108
判型・ページ数 B5・150ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
聖徳太子の御霊に捧げられる極楽浄土の舞…四天王寺聖霊会の詳細を、
綿密な考証と150余点のカラー写真で平易に解説。その歴史、法要の意
味や装束・楽器まで、舞楽・雅楽鑑賞のまたとない手引き。
新たに写真と解説を増補した。
聖徳太子千四百年御聖忌(聖徳太子没後1400年)を記念して刊行。
聖霊会舞楽鑑賞の手引き
 はじめに─舞楽の分類を知る
 一 法要の進行上必要となる舞
  振鉾/蘇利古/菩薩と獅子/迦陵頻と胡蝶/太平楽
 二 四箇法要の中で舞われる舞
  1 左方の舞…万歳楽/甘州/賀殿/承和楽/春庭花/桃李花/打球楽
  2 右方の舞…延喜楽/林歌/白浜/登天楽/綾切/狛桙/八仙
  3 左右から舞人の出る舞…陪臚
 三 入調の舞
  1 左方の舞…散手/陵王/還城楽/採桑老/蘇莫者
  2 右方の舞…貴徳/納曽利/抜頭/胡徳楽/安摩・二舞
 四 現在では舞われていない舞楽
  新靺鞨/蘇合香/地久/万秋楽/胡飲酒/一曲

舞楽装束と楽器
 一 舞楽装束について
  襲装束/蛮絵装束/裲襠装束/別様装束/舞楽装束の細部
 二 雅楽の楽器について
  打楽器(打ちもの)/管楽器(吹きもの)/絃楽器(弾きもの)

より詳しく知りたい人のために
 一 四天王寺における雅楽・舞楽の歴史─どのようにして千四百年もの伝統が
  保たれたのか?
  雅楽は難しい?/そもそも「雅楽」とはどんな音楽なのか/いつ、外国から
  これらの楽舞が伝わったのか?/天王寺楽所とは?/平安時代の雅楽/平安
  時代末までの天王寺楽所/中世の天王寺楽所/「三方楽所」の成立と天王寺
  楽所/明治以降の天王寺楽所─雅亮会へと引き継がれた伝統
 二 天王寺楽所楽家の物語
  四つの家/納曽利の舞をめぐる物語/納曽利の舞をめぐるその後/貴徳の舞
  をめぐって/「京不見御笛」当役をめぐって/「京不見御笛」当役のその後

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