近世の楽人集団と雅楽文化

著者 山田 淳平
出版社 吉川弘文館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2024/05/01
ISBN 9784642043632
判型・ページ数 A5・344ページ
定価 本体10,000円+税
在庫 在庫あり
宮廷社会で育まれた雅楽は、近世に至り全国的に階級を超えて広く受容されるようになった。徳川幕府の庇護のもと楽人集団が組織されると、多くの楽曲や種目が再興し音楽論・音楽思想も深められた。朝廷・幕府・寺社を視野に収めて楽人への支配関係と彼らの身分、参勤形態などを検討。また、彼らが素人門弟といかなる関係を築いたのかを探る。
序章 近世雅楽史の課題

第一部 楽人集団の構造
 第一章 近世三方楽所の成立過程
 第二章 近世三方楽所の組織構造
 第三章 近世楽人領の性格
 第四章 紅葉山楽人考

第二部 雅楽普及の構造
 第一章 近世における奏楽統制
 第二章 近世武家雅楽の普及と展開

第三部 雅楽をめぐる文化構造
 第一章 徳川吉宗の琴楽再興―享保期朝幕関係の一齣―
 第二章 近世大嘗会における雅楽曲再興
 第三章 近世三方楽所における家芸の特質―享和年間「抜頭」一件をめぐって―

終章 近世雅楽界の構造

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