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正倉院文書を考える

奈良時代史研究の宝庫たる正倉院文書を用い、写経組織や当時の仏教理解、官人と僧侶との関係など、仏教史に関わる問題を掘り下げる。

著者 宮﨑 健司
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2024/11/25
ISBN 9784831877840
判型・ページ数 A5・228ページ
定価 本体4,500円+税
在庫 未刊・予約受付中
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奈良時代史研究の宝庫たる正倉院文書を用い、写経組織や当時の仏教理解、官人と僧侶との関係など、仏教史に関わる問題を具体的に掘り下げ、仏教史研究における正倉院文書の有用性とおもしろさを広く世に問いかける。
刊行によせて  [栄原永遠男]

良弁宣による三疏書写――天平勝宝元年の「刊定記」書写を中心に――  [遠藤慶太]
紫紙金字『金光明最勝王経』の製作にかかる一史料  [野尻 忠]
正倉院文書にみえる灌仏会・盂蘭盆会関係経典  [内田敦士]
天平二〇年の救護身命経一〇〇巻写経事業と国家仏教  [ブライアン・ロウ]
大宝積経勘出注文の再検討――五月一日経の勘経をめぐって――  [宮﨑健司]
孝謙太上天皇の受戒と『梵網経』十八種物  [堀 裕]
大僧都行信と厭魅事件  [大艸 啓]
石山寺写経機構の性格について――勅旨省の成立・仕丁養物請求――  [山下有美]

あとがき
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