話題の本【書評】(2024年9月~) - 2025.03.04
霊性の日本思想
境界を越えて結びあう
日本の思想において、「霊性」はいかに捉えられてきたのか。
王権と神仏の拮抗、近代における国家と宗教の一元化と批判、戦後の憲法制定と社会変容など、霊性を軸に新たな思想史の可能性が提示される。その豊かな思想的蓄積から、生者と死者の共存、精神的領域での結合を追求する社会のあり方など、未来への思考をひらく。
王権と神仏の拮抗、近代における国家と宗教の一元化と批判、戦後の憲法制定と社会変容など、霊性を軸に新たな思想史の可能性が提示される。その豊かな思想的蓄積から、生者と死者の共存、精神的領域での結合を追求する社会のあり方など、未来への思考をひらく。
Ⅰ 王権と神仏――日本思想史を再考する
第一章 日本王権論序説――世俗的存在か宗教的存在か
第二章 王権と儀礼――前近代思想の中の天皇
第三章 中世仏教の再定義――身体/勧進/神仏
第四章 「近世」という難問――「中世」でもなく「近代」でもなく
第五章 復古か革命か――「維新」という転換
Ⅱ 霊性から近代を捉え直す
第六章 近代化とは何だったのか――隠された霊性
第七章 さまよえる霊魂――近代の中の来世と霊魂
第八章 世俗/カルト/霊性――近代国家と宗教
第九章 夢みる憲法――前文から読む戦後憲法
第一〇章 きずなとしての霊性――境界を越えて結びあう
第一章 日本王権論序説――世俗的存在か宗教的存在か
第二章 王権と儀礼――前近代思想の中の天皇
第三章 中世仏教の再定義――身体/勧進/神仏
第四章 「近世」という難問――「中世」でもなく「近代」でもなく
第五章 復古か革命か――「維新」という転換
Ⅱ 霊性から近代を捉え直す
第六章 近代化とは何だったのか――隠された霊性
第七章 さまよえる霊魂――近代の中の来世と霊魂
第八章 世俗/カルト/霊性――近代国家と宗教
第九章 夢みる憲法――前文から読む戦後憲法
第一〇章 きずなとしての霊性――境界を越えて結びあう