インドの思想 【ちくま学芸文庫カ3-2】

著者 川崎 信定
出版社 筑摩書房
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
シリーズ ちくま学芸文庫
出版年月日 2019/01/10
ISBN 9784480098726
判型・ページ数 文庫・236ページ
定価 本体1,000円+税
在庫 在庫あり
長い歴史と多数の異なった民族から成り、広大な地域の中で様々な伝統文化を併存させている国インド。
日本人には想像もできないほど人々の考え方の振幅は大きいが、その精神的豊かさには瞠目すべきものがある。
多様でありながらインドの底流をなす思考方法とは何か。
本書では、国名「インド」の由来やインダス文明の興隆から説き起こし、ヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教、『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』の二大叙事詩、論理学など、インドを特徴づける主要な思想のエッセンスを、仏教・インド哲学研究の泰斗が解説する。
1.総論「インドの思想」
2.インダス文明とアーリア人のインド定住
3.ヴェーダの思想
4.ウパニシャッドの思想
5.唯物論・決定論・懐疑論―ブッダに先行する思想家たち
6.ジャイナ教の思想
7.ゴータマ・ブッダの仏教―初期仏教思想
8.アショーカ王の理想―人はなんの目的で生きるか?チャトル・ヴァルガ(四目的)とアーシュラマ(四住期)説
9.叙事詩の世界(1)―『マハーバーラタ』 『バガヴァッド・ギーター』のバクティ思想
10.叙事詩の世界(2)―『ラーマーヤナ』 最高神のアヴァターラ(化身)とクリシュナ伝説
11.大乗小乗の興起
12.哲学的思索の進化―サーンキヤ形而上学とヴァイシェーシカ自然哲学
13.論理学と言語分析―ニヤーヤ学派と仏教の論理学およびミーマーンサー学派の祭事哲学
14.ヨーガの思想と実践
15.ヴェーダーンタ思想とヒンドゥー教―近代インド思想への架け橋

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