新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.08.22
ジャイナ教聖典選
初期仏典にも多くの記録が残り、祖師マハーヴィーラは六師外道のひとりニガンタ・ナータプッタとされ、主な教義と死亡記事も伝わる。
しかも、ジャイナ教聖典と同一の詩句が仏典中に多く見られ、仏教の教えとして伝わっている。
本書には、ジャイナ教の二大分派である白衣派の聖典から、【第Ⅰ篇】には古層文献を、【第Ⅱ篇】には出家者と在家者との戒律文献を、【第Ⅲ篇】には初期仏典と共通する伝承から作られたパエーシ王の物語を、【第Ⅳ篇】にはジャイナ教の祖師マハーヴィーラの伝記を収めた。
第1章 『アーヤーランガ』第一篇
第2章 『スーヤガダンガ』第一篇(抄)
第3章 『ウッタラッジャーヤー』(抄)
第Ⅱ篇 出家者の生活規定と在家者の宗教生活
第4章 『ダサヴェーヤーリヤ』
第5章 『ウヴァーサガダサーオー』第一章
第Ⅲ篇 仏典との類似経典
第6章 『ラーヤパセーニヤ経』(抄)――パエーシ王物語
第Ⅳ篇 祖師マハーヴィーラの生涯
第7章 『ジナチャリヤ』(抄)――誕生から入滅まで
第8章 『ヴィヤーハパンナッティ』第九篇第三三章
――最初の母との邂逅と教団の分裂