2024年10月書店売上 - 2024.11.01
昭和天皇実録 第五
『昭和天皇実録』は平成2年より、宮内庁において24年間の歳月をかけ編修され、平成26年8月、本文60巻が天皇皇后両陛下に奉呈されました。明治34年の御誕生から昭和64年の崩御に至るまでの89年間、「激動の時代」を生きた天皇の御事蹟、そしてそれにまつわる日本の政治、社会、文化などを余すところなく記述。 『昭和天皇実録 第五』は、昭和3年から昭和6年までを収録。大正天皇の諒闇が明け、「昭和」という新時代への期待のなか、即位礼、大嘗祭の盛儀がおこなわれました。一方、大陸では張作霖爆殺事件が発生し、処分をめぐり昭和天皇は田中義一首相を叱責、内閣は総辞職する。また、世界恐慌と金解禁断行による大不況、統帥権干犯問題などで国内が動揺、そして満洲事変が勃発するなど、現実は内外ともに多難でした。理想に燃える若き天皇の日々が記されています。